2026.05.19

【連載・グミ情報局】 #14 海外から見た日本のグミ


グミの第一人者である日本グミ協会名誉会長 武者さんにインタビューし、グミのトレンドや奥深さについて触れる「グミ情報局」。

今回は、日本のグミと海外のグミってどう違う?というテーマで、グミのいろいろをお伺いしました。
それではどうぞ!

日本独自の進化はポケットから

もともとグミは、ドイツで子供の咀嚼(そしゃく)力を鍛えるために生まれたお菓子です。
そして海外でのグミの立ち位置は、今でも「子供に買い与えるもの」という側面が強く、カラフルで可愛い形、そして家族でシェアするような大容量の袋に入っているのが一般的です。

保存用のチャックが付いていないものが多いのも、「家でみんなで食べる」スタイルが前提だからなんですね。

一方、日本のグミは少し違います。
「果汁グミ」や「コーラアップ」が登場した当初こそ、スーパーで親が子供に買うお菓子という位置づけでしたが、コンビニ菓子として広まるにあたり、その存在が変わっていきました。

日本のグミは、コンビニという文化を通して、仕事や移動の合間に食べられる「ポケット菓子」として普及したんですね。
大人が自分のお金で、自分のためにコンビニで買うスタイルに。だからこそ、カバンの中で散らばらないチャック付きの小袋パッケージへと進化していったんです。

日本人の凝り性が生んだ品種への追求

フレーバーの捉え方にも、日本ならではの「凝り性」が現れています。

海外のグミは、「グレープ」「オレンジ」「ストロベリー」といった、誰もが想像できるスタンダードな味わいを大切にします。
多くの人に愛される"最大公約数"を狙うのが海外流と言えるかもしれません。

それに対して日本は、果汁グミなら「グレープ」ではなく「ぶどう」。さらに一歩踏み込むと、特定の産地や「巨峰」「シャインマスカット」といった品種名まで記載されることも珍しくありません。

果物1つにおいても、品種の味わいまで追求する。これは、日本だからこそできる奥深さの部分です。
少しマニアックで狭い世界かもしれませんが、そのこだわりこそが、日本のグミと海外のグミとの違いと言えるでしょう。

あなただけの「推しグミ」を見つける楽しみ

海外のグミが、多様な文化の中で多くの人に受け入れられる「ストーリー」を大切にするのに対し、日本のグミは持ち前の凝り性で、一粒のクオリティをどこまでも高めていく――。そんな対照的な進化の形を感じていただけたでしょうか。

そうした背景を頭に置きながら改めてグミ売り場を見渡してみると、そのバリエーションの豊かさを改めて実感できるかもしれません。

まずは身近なコンビニやスーパーで、一粒一粒に込められたこだわりをじっくり味わってみてください。きっと、あなただけの「推しグミ」が見つかるはずです。

一粒のグミから広がる魅力を、これからも一緒に探していきましょう!

 

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武者慶佑 さんプロフィール

日本グミ協会名誉会長。2013年に「日本グミ協会」を設立、「マツコの知らない世界」など多数のメディアにご出演。 現在XとInstagramで合計23万人を超えるフォロワーを持ち、日々グミの情報を発信しています。 日本のグミ市場を盛り上げるべく、毎年9月3日の「グミの日」にイベントを実施。

 

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この記事を書いたライター

グミ情報局

グミについてのあれこれを連載してゆく新しい企画「グミ情報局」。 グミの第一人者である日本グミ協会名誉会長 武者さんにインタビューし、グミのトレンドや奥深さについてご紹介します!

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