2019.06.21
イタリアのお洒落なお菓子「ビスコッティ」とは?
みなさんはビスコッティをご存知でしょうか?
ビスコッティは、イタリア中部のトスカーナ地方の伝統菓子で、別名「カントッチーニ」とも言われています。そのまま食べても美味しいですが、コーヒーに浸して食べるお菓子として有名で、2度焼きした硬いビスケットのことを指します。
噛めば噛むほど味に深みが増し、美味しさを味わえるビスコッティを更に美味しく食べる方法や作り方を紹介していきます。
目次
1.ビスコッティについて
出典:写真AC
1-1.ビスコッティの語源
ビスコッティは、イタリア語で「ビス=2度」、「コッティ=よく焼いた」という意味で「2度焼きした」という言葉が語源です。2度焼きして乾燥させる事で、普通のクッキーのようなサクッとした食感はなく、ガリガリとした固い食感となります。
1-2.ビスコッティの美味しい食べ方
ビスコッティの美味しい食べ方ですが、やはりコーヒーと合わせるのが定番の食べ方になります。
ビスコッティの甘さは、コーヒーの苦さと相性抜群なので、コーヒーに浸す際は、特に濃い目のコーヒーと合わせるとバランスが良いでしょう。ビスコッティは、硬いお菓子なのでコーヒーに浸して柔らかくする事で、食べやすくなります。最初は、この定番の食べ方で、ビスコッティを味わってみることをおすすめします。
1-3.ビスコッティの食べ方のアレンジ
定番のコーヒーと合わせて食べる以外にも、ビスコッティを美味しく食べる方は色々あります。
お酒と一緒に食べる
日本ではお菓子を食べる時、コーヒーやカプチーノ、紅茶と合わせる方が多いかと思いますが、ワインの消費大国であるイタリアでは、度数の高くない「ヴィンサント」という甘口ワインや、ウイスキーなどの蒸留酒とお菓子を合わせて食べる事があります。
また、イタリアでは、ビスコッティをワインに浸す食べ方もあるようなので試してみるのもおすすめです。
アイスやジェラートと一緒に食べる
ビスコッティをアイスやジェラートにつけて食べる方法も、甘いもの好きにはたまらない組み合わせになります。見た目もとても可愛くなるので、味覚だけではなく視覚的にも楽しむことができます。
1-4.ビスコッティのカロリー
出典:Unsplash
ビスコッティは「ギルトフリー(罪悪感ゼロ)のお菓子」と言われています。
しかし、ビスコッティは、特別カロリーが低いわけではありません。
プレーンビスコッティのカロリーは、1つ(12.5g)あたり約50kcalです。プレーンクッキーのカロリーは1枚(11.25g)約48kcalですので、確かに1枚あたりのカロリーが特別低いわけではありません。
ギルトフリーと言われている理由は、1枚あたりのカロリーが低いからではなく、「固い食感のおかげで満腹感は得られやすいので少量でも満足できる」という理由です。
最近はカロリーオフにこだわった洋菓子店やケーキ屋さんも増えてきているので、カロリーの低いビスコッティを簡単に入手することができるかもしれません。
2.お家で簡単!ビスコッティの作り方
出典:写真AC
【材料】
・薄力粉 … 250g
・ベーキングパウダー … 小さじ1/2
・グラニュー糖 … 200g
・卵 … 2個
・無塩バター … 20g
・皮付きアーモンド(ホール) … 125g
・強力粉(打ち粉用) … 適量
※無塩バターは事前に室温に戻しておきます。
※オーブンは予熱して準備しておきます。
【作り方】
①アーモンドをオーブンで、ほんのり色が付く程度にローストします。
②大きめのボウルに、薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖、卵、バターを入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。
③ 粉っぽさがなくなったら、アーモンドを入れてさらに混ぜます。
④ 混ぜ終わったら生地を棒状に均等に伸ばし、直径2~3cmくらいの大きさにします。
⑤ 鉄板に、オーブンシートを敷いて生地を並べ、180度のオーブンで約30分焼きます。
⑥ 焼きあがったビスコッティを幅1~2cmくらいの大きさに切っていきます。
⑦ 切れ目を上にして鉄板に並べ、さらに180度のオーブンで10分程度焼きます。
これでビスコッティの完成です!柔らかめが良い方は、1度焼きだけでも美味しく召し上がれます。
アーモンドのほかにも抹茶のビスコッティや乾燥したフルーツを入れたり、生地をチョコレートでコーティングして、チョコレートペンなどでデコレーションするのも良いですね。自宅で簡単に作れるので、女子会やちょっとしたプレゼントなどに作ってみてください。
3.ビスコッティはどこで買える?
出典:写真AC
ビスコッティは、コンビニやスーパーでも気軽に購入する事ができ、値段は200円前後で販売されています。また、ケーキ屋さんでも販売されていることが多いです。色々な味のビスコッティを食べ比べてみてはいかがでしょうか?
おしゃれで可愛いビスコッティは写真映えもするので、デザートなどと一緒に写真を撮ったりして、インスタグラムなどのSNSに掲載するのもおすすめです。ぜひこの機会に、ビスコッティを毎日のお菓子のレパートリーに取り入れてみましょう!
お菓子と、わたし 編集部