2023.05.13
お菓子箱コレクター堤信子さんと巡る、お菓子パッケージの世界~第3回 レモン菓子3選~
更新日 : 2023年05月26日
目次
5月、新緑の季節といえば、毎年レモン菓子が登場する季節ですね。
新緑の柔らかい色は、まさに滴るようなレモン果汁のようで、この季節になるとレモン菓子が気になる方も多いのではないでしょうか。。
レモンを使ったお菓子は、甘ずっぱく爽やかで、アイスコーヒーやアイスティーにもよく合うデザート。
今回も早速、選りすぐりレモン菓子3選、ご紹介していきますね。
1.石村萬盛堂 レモンケーキ
トップバッターは、我が故郷博多を代表するお菓子やさん「石村萬盛堂」のレモンケーキ。
レモンの産地というと九州をイメージする人はあまりいないかもしれませんが、福岡のお隣、佐賀県唐津市には、絶品のレモンを栽培する農家があります。唐津湾からの潮風と七山の清流がレモン栽培に最適と、若手農家の浦田さんが丹精込めて作っている、香り抜群な唐津レモンです。そこに惚れ込んだ石村萬盛堂の菓子職人さんが、唐津レモンの香りを生かしたケーキを誕生させたいと、熱い思いで作り上げたのがこの「レモンケーキ」なのです。
丸ごと100%「唐津レモン」のピューレを使用したレモンケーキのパッケージ、結構可愛いんですよ。上の蓋のレモンの型抜き部分から、ケーキの写真と唐津の海をイメージした青海波模様と、レモンの輪切りイラストがのぞいています。
一箱745円(税込)というお手頃価格なのに、凝ったパッケージを採用しているところに、唐津レモンへの愛が感じられますし、個包装のパッケージも白い波模様と大きなレモンがとっても爽やかです。
しっとり生地も上にかかったレモンクリームも、自然なレモンの香り。甘さも控えめで一つでは物足りない美味しさです。
博多のお土産で、今イチオシのアイテムです。
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商品名 :レモンケーキ
税込価格 :745円
メーカー名:石村萬盛堂
販売場所 :博多駅、福岡空港、いしむら各店舗
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2.一六本舗 ひと切れ一六タルト 塩レモン5個入り
次にご紹介するのは、レモンといえば瀬戸内、一六本舗の、「ひと切れ一六タルト 塩レモン5個入り」です。
四国名菓「一六タルト」はご存知の方も多いと思いますが、一六タルトに、塩レモン味があるのはご存知でしたか?名産の瀬戸内レモンをふんだんに使った季節限定のアイテムです。
きめ細やかなスポンジにはほんのり塩味が感じられ、餡には、レモン果汁と果皮が入っていて、さっぱりといただきやすいのが特徴。
一六タルトの餡は、どれもネットリ濃厚ですが、レモン果汁が入っていると、ねっとり感も和らぎ、アイスティーや麦茶にもよくマッチします。
パッケージは、袋入り箱入り共に、柔らかな水色とレモン色の組み合わせが初夏らしくていいですよね。
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商品名 :ひと切れ一六タルト塩レモン5個入(2023年6月1日発売)
税込価格 :842円
メーカー名:一六本舗
販売場所 :一六本舗直営店、松山空港、高速サービスエリア等
※ひと切れ一六タルト塩レモン5個入は2023年6月1日からの発売です。
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3.ラグノオささき カスタードケーキいのち檸檬
レモン菓子3つ目は、さらに北上して、青森県弘前市のお菓子屋さん「ラグノオささき」の「カスタードケーキいのち檸檬」です。
「ラグノオささき」さんといえば、「カスタードケーキいのちりんご」が定番として知られていますが、今月から季節限定で発売になった檸檬味、なかなかの美味しさですよ。
箱好きなので、まずパッケージのお話から。
こちらは4個入りの箱でキューブ状。6面のうち5面にまあるいレモン色のケーキが大きく描かれていて、シンプルながらインパクトあり、つい手にとりたくなる可愛い箱です。
そして、個包装のパッケージも箱と同じ大きな黄色のマル。黄色いマルってじっと見つめていると、なんとも穏やかな気分になるから不思議です。
そんな癒しデザインのパッケージにふさわしく、お菓子の方も、ふんわり生地にとろーりカスタードクリーム、お味も形も優しさに満ちています。
それでいて、まん中のレモンペーストがみずみずしいアクセントになっていて、初夏にふさわしいレモンケーキに仕上がっています。4つ入りでなんと520円、可愛い箱入り、季節限定ですので気になる方はお早めにチェックなさってくださいね。
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商品名 :季節限定 カスタードケーキいのち檸檬(れもん)
税込価格 :520円
メーカー名:ラグノオささき
販売場所 :ラグノオチェーン店
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第4回爽やかチョコミント菓子の記事はこちら
お菓子箱コレクター堤信子さんと巡る、お菓子パッケージの世界~第4回 爽やかチョコミント菓子5選~
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堤信子さんプロフィール
福岡県生まれ。県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。日本テレビ「あさ天ファイブ」「ズームインスーパー」、TBS「はなまるマーケット」のレギュラーを長年つとめ、現在、フリーアナウンサー、大学講師、コラムニストとして活躍中。また、文具やお菓子箱のコレクターとして、NHK Eテレ「デザインプラス」、NHKワールド「カワイイインターナショナル」、TBS「マツコの知らない世界」「サタデープラス」などにご出演。
▶連載コラム
講談社ファッションウェブマガ「mi-mollet」 文具と雑貨連載ブログ「今日の愛おしいもの~文具と雑貨~」、ライフスタイル連載「お菓子箱ラバー堤信子の愛おしいおやつ、時々珈琲」▶エッセイ
インスタグラム「イービーエムさやん」 ミニエッセイ連載「あなたのここちよさを作る習慣」▶書籍
・「TOKYO文具雑貨散歩~旅鞄いっぱいの東京」辰巳出版(新刊)
・「堤信子のつつみ紙コレクション」玄光社
・「旅鞄いっぱいの京都ふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいのパリふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいの京都・奈良」エイ出版社
・「旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ」本の泉社
・「100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣」ディスカヴァー21社
・「ありがとうの届け方」主婦と生活社
・「堤信子の暮らしがはずむちょっといい話」実業之日本社
▶「お菓子パッケージの世界」連載に向けて、読者の皆様へメッセージ
癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、みなさんとともに五感で楽しみ、その小さな喜びを文字にしていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。堤 信子
フリーアナウンサーでお菓子箱コレクターの堤信子さんが、癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、五感で楽しむ連載企画「堤信子さんと巡るお菓子パッケージの世界」。好きなお菓子は「多すぎて書ききれません!」