2020.02.21

ひなまつりに関するエトセトラ


はじめに

今年は暖冬といえども、寒い冬も終わりが近づき、過ごしやすい日も少しずつ増えてきました。
春の訪れまでもう少しですね。

春の訪れと言えばもうすぐ「桃の節句 ひなまつり」です。
今回は日本の伝統文化である「節句」と「ひなまつり」についてお伝えします。

 

目次

 

1.節句とは

皆さん「節句」というのはご存じですか?

ひな祭りは五節句のひとつで、節句とは中国から伝わった暦の上での習慣で、そのうちの5つを江戸時代に江戸幕府が公的な行事として定めました。
5つの節句では季節の草や木に関連し季節に応じた植物を食べる事で邪気を払ったと言われています。

5つの節句は次のものです。

・1月7日 七草の節句 食べるもの ⇒七草粥

・3月3日 桃の節句  食べるもの ⇒桃花酒、白酒

・5月5日 端午の節句 食べるもの ⇒ちまき、柏餅

・7月7日 七夕まつり 食べるもの ⇒素麺

・9月9日 菊の節句  食べるもの ⇒菊酒

春の七草、ひなまつり、こどもの日、七夕など今でも有名な催事がほとんどです。 
が・・菊の節句はちょっと影が薄いですね・・。
各行事には必ず食べ物が関連しており、それを神様にお供えし、それを後ほど家族や地域の人と食べます。神様の力を宿った、神様と同じものを食べる事で地域との連帯を持つようにしていたようです。

 

2.ひなまつりとは

話しをひなまつりに戻しますと、もともとは中国で3月3日に川で身を清める習慣があり、これが平安時代に日本に取り入れられ、紙でつくった人形にけがれを託し川に流すようになり、これが「流し雛」として現在んいも残っています。この人形が精巧なものになり、江戸時代に現在のひな人形として発展し、「雛祭り」として江戸時代には庶民に浸透したと言われています。

 

3.ひなまつりの食べ物

現在ひなまつりで一般的に食べられるものは「散らし寿司」「蛤のお吸い物」「桜餅」「ひなあられ」「白酒」などです。以前は他に菱餅なども供えていましたが現在はひな人形を大々的に飾る家庭も少なくなっており、菱餅を飾る事も少なくなってきているようです。

また「桃の節句」なのに「桜餅」を食べる事も増えていますが、この習慣は比較的近代の新しい習慣のようで、現在は昔からの習慣に加え、パッケージや中身がピンクの色のものをひなまつりに関連づけて飾るような事も増えているようです。

 

4.ひなあられのアレコレ

そんな中でも今も昔もひなまつりの主役級のお菓子と言ったら「ひなあられ」ですよね。
そのひなあられも、実は地域によって作られている原材料など、内容が違う事はご存じでしょうか?
今回はひなあられのアレコレをわかりやすくお伝えしますね。

 

〇関東のひなあられ

まずは関東を中心に伝えられているひなあられです。
細長く、米の形で膨らませ、砂糖で甘く味付けし、ピンクや緑に染めたものが主流です。
江戸時代からあったお米を爆発させて膨らませる「ポンかし」が由来です。
皆さんがいつも食べているうるち米が原料になり、軽い食感でほんのり甘くやさしい味に仕上げています。

でん六 ひなあられ

 

栗山米菓 アンパンマンひなあられ

 

〇関西のひなあられ

続いて関西を中心に伝えられているひなあられです。
直径1cmくらいに焼き上げたあられに醤油や海老、青海苔などで味付けし、ミックスしたものが主流です。雛祭りの菱餅を砕き、炒った事からできあがったと言われています。
こちらはもち米が原料となっており、「あられ」そのものでカリッとした食感に仕上げ、さまざまな味に味付けされたものが主流です。

とよす ひなあられ

 

植垣米菓 ひなあられ

 

〇北海道のひなあられ

北海道では、もはや米由来の「あられ」ではなく、小麦からできあがったお菓子になります。
小麦粉を使用し、カリッと揚げた後に、カラフルに仕上げた小粒サイズのかりんとうです。
北海道が一大小麦の産地であった事から、お米由来のひなあられではなく、小麦由来のひなあられになったと考えられます。

オタル製菓 ひなあられ

 

〇その他のひなあられ

その他、愛知県では関東のひなあられとほぼ同じですが、形が円柱状の独特な形状に仕上げられています。

また、高知県では、「花きび」と言われる塩味で少し甘いポップコーンが食べられているようです。

出典:あぜち食品

 

5.まとめ

今回は各地域に伝わるひなあられをご紹介しましたが、日本はその地方によって様々な食文化があり、それに合わせてお菓子も様々な食感・味付けのものが生まれています。
これからも日本の伝統菓子をお伝えしていきますね。

 

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