2022.11.14
お菓子な博物館 第31回 ~ 1990年代のお菓子 <チョコレート>後編 ~
貴重なコレクションを皆様にご紹介する 「お菓子な博物館」へようこそ
目次
前編に引き続き、1990年代の懐かしいチョコレートのパッケージをご紹介します。
今回もいろいろ集めました。でも、中はやっぱり空っぽです(笑)
1. 1990年代に誕生したチョコ
まずは、1990年代に発売され、現在も人気のロングセラーチョコレートをご紹介。
①
明治製菓(現:明治)「メルティーキッス」
平成5年(1993)に全国発売された、“冬期限定”でおなじみのチョコレート。
発売当初のパッケージです。
現在のパッケージ(プレミアムショコラ)
出典:明治HP
30周年を迎える「メルティーキッス」、実は毎年違うパッケージの歴史はこちら
②
森永製菓 「ダース」
平成5年(1993)発売、12粒(=1ダース)入りだったことから「ダース」。
発売当初はこのように「DOZEN」表記でしたが、2001年に「DARS」に変わったそうです。
現在のパッケージはこちら。「DARS」の文字が目立つデザイン。
出典:森永製菓HP
12粒にちなんで、12月12日は「ダースの日」と記念日制定されています。
出典:日本記念日協会
③
明治製菓(現:明治)「ガルボ」
平成8年(1996)発売。今と比べるとチョコが長い‼
発売当時はこのような紙箱入りでした。(確か個包装だった気がします。)
現在は食べやすいサイズになっています。
出典:明治HP
2. 懐かしいチョコレートいろいろ
④
ロッテ「ティラミスチョコレート」
平成3年(1991)、当時ブームだったティラミスがチョコレートで登場。
復刻版が発売されたこともあります。
⑤
1990年代初め頃はデザート系や高級感のあるチョコレートが流行っていました。(さすがバブル時代)
上が明治製菓(現:明治)「ストロベリーパフェチョコレート」、下はロッテ「V.I.Pチョコレート」
V.I.Pチョコレートの発売は昭和63年(1988)、200円という価格でした。
⑥
江崎グリコ「Jリーグポッキー」「J.BALL」
平成5年(1993)に開幕したJリーグとのコラボ商品です。
⑦
不二家「ルックチョコレート」
昭和37年(1962)発売のロングセラー商品です。発売当初のフレーバーはコーヒー・苺・バナナ・キャラメルだったとか。
上は平成3年(1991)頃、下は平成6年(1994)頃のもの。
現在のパッケージはこちら。やはりバナナとストロベリーは不動ですね。
出典:不二家HP
「ルックチョコレート」のパッケージの歴史はこちら
さて、今回はここまで。
前編に引き続き、1990年代(平成初期頃)のチョコレートのパッケージをご紹介しました。
ロングセラー商品はパッケージも少しずつ変わっていますが、味も進化していますよね。
現在発売中のチョコレートも、ぜひご賞味ください‼
※前回の記事はこちら
お菓子な博物館 第30回 ~ 1990年代のお菓子 <チョコレート>前編 ~
<今回の展示品>
① 紙箱「メルティーキッス」/明治製菓(現:明治)1993年頃
② 紙箱「ダース」/森永製菓 1994年頃
③ 紙箱「ガルボ」/明治製菓(現:明治)1996年頃
④ 紙箱「ティラミスチョコレート」/ロッテ 1991年頃
⑤ 紙箱「ストロベリーパフェチョコレート」/明治製菓(現:明治) 1992年頃
紙箱「V.I.Pチョコレート」/ロッテ 1990年頃
⑥ 紙箱「Jリーグポッキー」「J.BALL」/江崎グリコ 1993年頃
⑦ 紙箱「ルックチョコレート」/不二家 1991年頃・1994年頃
所蔵及び掲載画像撮影:株式会社山星屋
yoshi
お菓子と歴史が大好きな、「お菓子な博物館」の専属学芸員。ここでしか見られない、貴重なコレクションを独自目線で皆様にご紹介します。好きなお菓子はロングセラーの定番商品。でも新製品も気になる(笑)