2022.10.29
お菓子な博物館 第30回 ~ 1990年代のお菓子 <チョコレート>前編 ~
貴重なコレクションを皆様にご紹介する 「お菓子な博物館」へようこそ
目次
お菓子好きにはうれしい「食欲の秋」。
チョコレートの美味しい季節がやってきましたね。(チョコレートに限らず何でも美味しいですが。)
今回は、今から30年前、1992年頃のパッケージをチョコレート中心にご紹介します。
これだけ集まると、何だかワクワクしますね。でも、もちろん中は空っぽです(笑)
1.ロングセラーの板チョコ
まずは今でもおなじみの板チョコレート。
①
明治製菓(現:明治)の「ブラック」・「ハイミルク」・「ミルクチョコレートデラックス」の3種類のパッケージです。
この頃は定番の「ミルクチョコレート」以外は紙箱タイプだったようですね。
現在のパッケージはこちら。2009年に「meiji」のブランドマークが新しくなりました。
出典:明治HP
②
「明治チョコレート<ストロベリー>」
こちらは現在も紙箱仕様。パッケージのいちごが目印です。
出典:明治HP
③
ロッテの「ガーナミルクチョコレート」「マイルドミルクチョコレート」
ガーナと言えば、今でも赤いパッケージが印象的ですね。
出典:ロッテHP
2.いろいろなチョコレート
④
森永製菓の「小枝」チョコレート
昭和46年(1971)発売で、実は50年以上の歴史がある商品です。
1990年代は今のような4本入の個包装ではなく、まだトレー式でした。
現在のパッケージ。「小枝」の歴史を知りたい方はこちら。
出典:森永製菓HP
⑤
江崎グリコの「アーモンドチョコレート<フライド>」と「クリスプアーモンドチョコレート」
スライド式のケースが懐かしい‼ チョコレートは一粒ずつ個包装されていました。
⑥
前編の最後は不二家「ミルキーチョコレート」
さすがは永遠の6歳 “ペコちゃん”は変わらない、というところですが、
よく見ると瞳とチョコが進化していました。
こちらが現在。チョコレートにもペコちゃんとポコちゃんが登場。
出典:不二家HP
さて、今回はここまで。
ぱっと見ると30年前のものとは思えないのですが、今と比べるとやはり違いがありますね。
以前ご紹介した昭和中期のパッケージと比較してみると、さらに面白いですよ。
お菓子な博物館 第20回 ~ 昭和中期のパッケージ<チョコレート> ~編
それでは後編もお楽しみに。
※前回の記事はこちら
<今回の展示品>
① 紙箱「ブラック」「ハイミルク」「ミルクチョコレートデラックス」/明治製菓(現:明治)1992年頃
② 紙箱「明治チョコレート<ストロベリー>」/明治製菓(現:明治)1992年頃
③ 紙箱「ガーナミルクチョコレート」「マイルドミルクチョコレート」/ロッテ 1992年頃
④ 紙箱「小枝」チョコレート/森永製菓 1992年頃
⑤ 紙箱「アーモンドチョコレート<フライド>」「クリスプアーモンドチョコレート」/江崎グリコ 1992年頃
⑥ 紙箱「ミルキーチョコレート」/不二家 1992年頃
所蔵及び掲載画像撮影:株式会社山星屋
yoshi
お菓子と歴史が大好きな、「お菓子な博物館」の専属学芸員。ここでしか見られない、貴重なコレクションを独自目線で皆様にご紹介します。好きなお菓子はロングセラーの定番商品。でも新製品も気になる(笑)