2025.09.15
カルディで手に入る、ワンコイン無添加お菓子4選〜お菓子パッケージの世界 第35回~

みなさんご存知、人気食料品店「カルディ」の店先をのぞくと、世界中からやってきた色とりどりのお菓子たちが所狭しと並んでいて、つい足が止まってしまいます。ショッピングカゴを手にしていると、買うつもりのなかったものまで、いつのまにかカゴに入っている…そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
でも、その「つい買いたくなるお菓子」が、もし無添加で、しかもワンコインで手に入るとしたら? ちょっと特別なお茶の時間にも、おみやげやプチギフトにも、自信をもって選べるお菓子になりますよね。
今日はカルディで見つけた「ワンコインで買える無添加お菓子」4つを、順にご紹介します。まずは箱入りの輸入菓子から。これらは見た目にも高級感があり、ちょっとした贈り物にもおすすめのアイテムです。
1.トロワマッド ガレット 100g(518円)
フランス・ブルターニュ地方発祥の厚焼きサブレ「ガレット」。カルディの棚に並んでいる「トロワマッド ガレット」は、バターの香りをぎゅっと閉じ込めた焼き菓子です。1920年創業のメーカー「トロワマッド」社が、当時からずっと変わらない伝統的なレシピで製造していて、原材料も、小麦粉、バター、砂糖、鶏卵、食塩、脱脂乳、とあり、添加物は一切使われてません。
封を開けると、まず広がるのはふくよかなバターの香り。ひと口かじると、さくっ、ほろっと崩れる食感が心地よく、噛むほどに小麦とバターの旨みが重なります。素朴なのに豊潤で、ついもう一枚、と手が伸びてしまう味わい。
そして、このお菓子の魅力は味だけではありません。しっかりとした箱入りで、紺色の箱に赤いラベル、フランス語があしらわれたデザインは、プチギフトにとしてもサマになります。4枚入りの個包装が3袋、計12枚のクッキーが、ワンコインで楽しめる高見え感あるお菓子です。
午後のコーヒーや紅茶のおともにすれば、一日の疲れを癒してくれる小さなご褒美になりますよ。
2.ピエール ビスキュイットリー バンビーニ 100g(429円)
フランス北部の「ピエールビスキュイットリー」社製造のフィンガービスケット「バンビーニ」。名前の響きも可愛らしく、水色のパッケージにレトロ感あふれる子供達の絵柄があしらわれています。棚に並んでいるのを見つけると、毎回手に取りたくなるおしゃれデザインです。
中身は小ぶりで愛らしいビスケット。表面はかりっと香ばしく、噛むとほろっと崩れる食感。原材料は、砂糖、小麦粉、全卵、脱脂粉乳、食塩、以上のこれまたシンプルなもの。素朴で優しい味わいなので、コーヒー、紅茶との相性も抜群です。
シャルロットケーキやティラミスなどの材料としてもよく使われているバンビーニですが、私は、おやつとして、そのままコーヒーにちょこっと浸して食べるのが好みです。
429円というプチプライスながら、しっかりと箱に収められた姿は、ちょっとした贈り物にも最適。まさに「おしゃれで高見えする無添加菓子」です。
ちなみにこのバンビーニ、チーズと合わせていただくのもおすすめです。ブルーチーズやカマンベールをのせると、甘みと塩気のバランスが絶妙で、ちょっとしたアペリティフのように楽しめますよ。
ここまでご紹介した3つは、いずれも「箱入り輸入菓子」。無添加で素材の味わいを大切にしているだけでなく、パッケージの洗練されたデザインも楽しめます。ワンコインでこの満足感は、カルディならではの嬉しい発見です。
さて、無添加お菓子、日本のものからも2つ。懐かしさや素朴さの中に、無添加ならではの安心感が光る2品です。
3.お魚チップス あおさ味 40g(278円)
ぱりっと軽やかな食感が魅力のお魚チップス「あおさ味」。パッケージにもあるように、小麦粉不使用のチップス。封を開けると、ふわっと広がる磯の香り。塩分も控えめで、魚の旨みとあおさの爽やかな風味が重なり、あとを引く美味しさです。
原材料はとてもシンプル。。国産の魚肉、馬鈴薯澱粉、あおさ粉末や昆布だしなど、添加物も不使用で、安心していただけます。添加物に頼らないからこそ、素材の持つ旨みや風味が引き立っています。一袋278円という価格も嬉しく、持ち歩きにもぴったり。小さなお子さまにも安心して食べさせられる、頼もしいおやつです。
もし余ったら、砕いて、サラダやスープのトッピングにしてみてくださいね。クルトンがわりとしても、なかなか美味しいですよ。
4.野州たかむら 飴屋さんのおいしいべっこう飴 70g(198円)
最後にご紹介するのは、どこか懐かしい「べっこう飴」。透明感のある黄金色は、それだけで心が和みます。
栃木県のメーカー「野州たかむら」が製造する「飴屋さんのおいしいべっこう飴」は、原材料が、砂糖、水飴、オリゴ糖、以上。昔ながらの直火炊き製法で、丁寧に作られています。
口に含むと、やさしい甘さがじんわり広がり、どこか子どもの頃の縁日の記憶がよみがえってきます。無添加だからこそ、余計な風味がなく、砂糖本来の素朴な甘みを楽しめる一品です。
犬、猫、くま、ウサギなど6種の可愛い動物の形をしている愛嬌たっぷりのべっこう飴ですが、一袋198円という驚きのプライス。
お財布にやさしく、しかも体にもやさしい。世代を超えて楽しめるシンプルなおやつです。
カルディには、世界中から集められた多彩なお菓子が並んでいます。その中で「無添加」「ワンコイン前後」という2つのキーワードで選んでみると、輸入菓子から日本のおやつまで、安心して楽しめるラインナップがそろいました。
カルディでのお菓子選びは、いつもの毎日に小さな驚きと喜びを運んでくれる時間。次にお店を訪れたときは、ぜひこの5つを探してみてくださいね。
🌸堤信子さんのInstagramはこちら🌸
🌸お菓子と、わたしInstagramはこちら🌸
堤信子さんプロフィール
福岡県生まれ。県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。日本テレビ「あさ天ファイブ」「ズームインスーパー」、TBS「はなまるマーケット」のレギュラーを長年つとめ、現在、フリーアナウンサー、大学講師、コラムニストとして活躍中。また、文具やお菓子箱のコレクターとして、NHK Eテレ「デザインプラス」、NHKワールド「カワイイインターナショナル」、TBS「マツコの知らない世界」「サタデープラス」などにご出演。
▶連載コラム
講談社ファッションウェブマガ「mi-mollet」 文具と雑貨連載ブログ「今日の愛おしいもの~文具と雑貨~」、ライフスタイル連載「お菓子箱ラバー堤信子の愛おしいおやつ、時々珈琲」▶エッセイ
インスタグラム「イービーエムさやん」 ミニエッセイ連載「あなたのここちよさを作る習慣」▶書籍
・「TOKYO文具雑貨散歩~旅鞄いっぱいの東京」辰巳出版(新刊)
・「堤信子のつつみ紙コレクション」玄光社
・「旅鞄いっぱいの京都ふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいのパリふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいの京都・奈良」エイ出版社
・「旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ」本の泉社
・「100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣」ディスカヴァー21社
・「ありがとうの届け方」主婦と生活社
・「堤信子の暮らしがはずむちょっといい話」実業之日本社
▶「お菓子パッケージの世界」連載に向けて、読者の皆様へメッセージ
癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、みなさんとともに五感で楽しみ、その小さな喜びを文字にしていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。堤 信子
フリーアナウンサーでお菓子箱コレクターの堤信子さんが、癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、五感で楽しむ連載企画「堤信子さんと巡るお菓子パッケージの世界」。好きなお菓子は「多すぎて書ききれません!」