2025.12.15

クリスマスパーティーには、このホリデーパッケージの人気菓子4選〜お菓子パッケージの世界 第38回~


街角のウィンドウに灯る明かりが、赤や緑に染まりはじめると、いつものスーパーのお菓子売り場にまでクリスマスの魔法がかかったように感じます。大きなツリーがなくても、豪華なディナーがなくても、テーブルにひとつホリデーパッケージのお菓子がのるだけで、パーティーのわくわく感は一気に最高潮へ。お菓子は子どもだけのもの…なんてとんでもない。年齢を重ねても、可愛らしいパッケージに心を奪われる瞬間は、クリスマスにだけ許された大人の楽しみのひとつなのだと思います。

そんな気分を思う存分味わわせてくれる、クリスマス仕様の人気菓子を4つご紹介します。どれも日本の子どもたちに長く愛されてきたロングセラー。パーティーに持ち寄っても、手土産にしても、そして自分のご褒美にしても、心がふわっと温かくなるラインナップです。

1 カプリコミニ(江崎グリコ)

外袋から中の個包装まで、ぜんぶポップなクリスマス柄で統一された「カプリコミニ」。ツリーの下に置くだけで絵になる可愛らしさです。

味はチョコ・イチゴ・ミルクの3種類。ミルク味は生クリーム仕立てで、1.5%の生クリーム入り。イチゴ味はつぶつぶイチゴが入っていて、果肉感のあるジューシーさが嬉しいポイント。

そして注目したいのが、円錐形のスリムな一口サイズということ。パーティーの場でも食べやすく、メイクを気にする女子会でも大活躍。小さなお子さんでも、こぼす心配が少ないのも頼もしいところです。

さらに、中箱を切り取るとオリジナルの塗り絵やオーナメントが作れるというおまけつき。食べ終わった後もクリスマス気分を楽しめる、まさに“遊べるお菓子”。テーブルの上にあると、自然と会話が生まれていきます。

2 クリームコロン あっさりミルク味(江崎グリコ)

クリスマスパッケージの中でも、ひときわ“かわいい!”という声が上がるに違いないこちら。外袋には赤いリボン、雪景色に雪だるまと、ホリデームード満点のデザイン。中には、個包装が9袋入りと、パーティーで配りやすい量感です。

中身はおなじみのクリームコロン。パリッと食感の良いワッフルの中に、軽い口当たりのミルククリームがたっぷり。気づくと手が止まらなくなってしまう、あの“あともうひとつ”の魔法が、クリスマスの夜にも健在です。

プレートの上に並べても華やかですが、個包装の柄違いをランダムにカゴに盛るだけで、テーブル全体が明るくなります。ホリデーパッケージってやっぱりいいですよね。

3 ミニルマンド(ブルボン)

ブルボンといえば「ルマンド」老若男女問わず愛されている国民的お菓子ですが、こちらは一口サイズのルマンド。パーティーは一口サイズが重宝します。しかもクリスマス限定パッケージは、ミッキーマウス、ミニー、ドナルドが描かれたにぎやかな外袋で、持っていくだけで話題の中心になりそうな可愛さです。

中には個包装されたミニルマンドが約28本入り。女性の人差し指ほどの長さで、丁寧に巻かれたサクサクのクレープクッキーをココアクリームが包み込む安定の美味しさです。個包装の柄はミッキーとミニーの2種類!

ロングセラーだから年齢を問わず喜ばれ、世代を超えて“みんなが知っている味”を囲んで笑い合えるのもルマンドならでは。会話の距離まで縮めてくれるお菓子です。

4 おにぎりせんべい クリスマスパック(マスヤ)

甘いお菓子が続くパーティーで、ひときわ喜ばれるのが「しょっぱいもの」。そこでおすすめなのが、クリスマス限定の「おにぎりせんべい クリスマスパック」。

2枚入りの個包装が14袋、全て柄違いの楽しさで、見ているだけでも心が弾みます。

サクッと軽い食感と甘じょっぱいお醤油の香りで、気づけばお皿がすぐに空になる人気者。

そして外袋の裏に書かれているアイデアも素敵です。中の小袋にリボンや紐をつけてオーナメントにし、ツリーに飾ってみませんか!というもの。ツリーにおにぎりせんべい…?というギャップも楽しく、個包装のオシャレパッケージからは想像がつかないのもミソ。実際に飾っておいて、パーティー中に好きなタイミングで“収穫”するスタイルにすると、場がぐっと盛り上がります。

〜今年のクリスマスは、日本のお菓子で“最高のわくわく”を〜

4つのお菓子に共通しているのは、どれも日本の子どもたちに長く愛されてきたロングセラーであること。そして、クリスマスパーティーに使いやすいようにと、特別なホリデーパッケージで登場していることです。

馴染みのある味が、クリスマス仕様の装いをまとうだけで特別な贈り物になる。

ホリデーシーズンは、誰かと笑い合う時間の尊さを思い出させてくれる季節。今年は日本生まれのロングセラー菓子を中心に、ちょっと懐かしくて、おいしいクリスマスを楽しんでみませんか。

どうぞ皆さん、素敵なクリスマスを。

来年の「堤信子と巡る、お菓子パッケージの世界」もよろしくお願いいたします!

 

 

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堤信子さんプロフィール

堤信子さんプロフィール画像

 

福岡県生まれ。県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。日本テレビ「あさ天ファイブ」「ズームインスーパー」、TBS「はなまるマーケット」のレギュラーを長年つとめ、現在、フリーアナウンサー、大学講師、コラムニストとして活躍中。また、文具やお菓子箱のコレクターとして、NHK Eテレ「デザインプラス」、NHKワールド「カワイイインターナショナル」、TBS「マツコの知らない世界」「サタデープラス」などにご出演。

▶連載コラム

講談社ファッションウェブマガ「mi-mollet」 文具と雑貨連載ブログ「今日の愛おしいもの~文具と雑貨~」、ライフスタイル連載「お菓子箱ラバー堤信子の愛おしいおやつ、時々珈琲」

▶エッセイ

インスタグラム「イービーエムさやん」 ミニエッセイ連載「あなたのここちよさを作る習慣」

▶書籍

・「TOKYO文具雑貨散歩~旅鞄いっぱいの東京」辰巳出版(新刊)
・「堤信子のつつみ紙コレクション」玄光社 
・「旅鞄いっぱいの京都ふたたび」実業之日本社 
・「旅鞄いっぱいのパリふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいの京都・奈良」エイ出版社
・「旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ」本の泉社
・「100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣」ディスカヴァー21社
・「ありがとうの届け方」主婦と生活社
・「堤信子の暮らしがはずむちょっといい話」実業之日本社

▶「お菓子パッケージの世界」連載に向けて、読者の皆様へメッセージ

癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、みなさんとともに五感で楽しみ、その小さな喜びを文字にしていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。
この記事を書いたライター

堤 信子

フリーアナウンサーでお菓子箱コレクターの堤信子さんが、癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、五感で楽しむ連載企画「堤信子さんと巡るお菓子パッケージの世界」。好きなお菓子は「多すぎて書ききれません!」

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