2026.03.16
無印良品で見つけた病みつきになる桜菓子&お茶5選〜お菓子パッケージの世界 第41回~
春が近づくと、街の空気の中にほんのり甘い気配が混じりはじめます。
それは、桜のつぼみがほころび始める季節の匂いです。そんな頃になると、私はふらりと無印良品に立ち寄るのが楽しみになります。
毎年この時期、無印良品には桜をテーマにした季節限定のお菓子がずらりと並びます。
今年はなんと 桜の菓子や飲料が全部で16種類。見た目も可愛らしく、どれも春を連れてきてくれるような品ばかりです。
その中から、私が思わず「もう一度食べたい」と感じたものを、個人的な好みですが、5つ選んでみました。
甘いお菓子4種と、春の午後にぴったりのお茶をひとつです。
お花見の手土産にも、おうちのティータイムにもおすすめしたい、私の“病みつき桜セレクション”です。
1 桜と抹茶のキャンディングポップコーン(490円)
まずは、少し意外なところから。ポップコーンです。
「桜と抹茶のキャンディングポップコーン」は、桜味と抹茶味、それぞれのキャンディでコーティングされたポップコーンが個包装で入っているお菓子です。価格は 490円(税込) です。
袋を開けると、まずカラフルな色合いに心が弾みます。
淡いピンクとやわらかな抹茶グリーン。春の色がそのままポップコーンになったよう。一粒口に入れると、外側のキャンディがシャリッと割れて、あとからポップコーンの軽いサクサクが追いかけてきます。
この二重の食感がとても楽しいです。桜味は、ふわりと花の香りが広がるやさしい甘さです。抹茶味は、ほんのりほろ苦くて、大人の余韻を残します。
テレビを見ながらつい手が伸びてしまいます。気づけば袋が空になっている——そんな“危険なお菓子”です。
2 桜のクランチチョコ(350円)
春のお菓子は、色合いがとにかく可愛いですよね。この「桜のクランチチョコ」は、淡い桜色のチョコレートにクランチが混ざった軽やかなスイーツです。価格は 350円(税込) です。
材料には桜の葉のパウダーが使われており、ホワイトチョコのミルキーな甘さの中に、ほんのり塩気を感じるのが特徴です。食べてみると、まずサクッと軽い歯ざわりです。そのあとに、チョコレートのやさしい甘さが広がり、最後にほんの少しだけ桜の香りが残ります。
私はこの「あとからふわっと来る桜」が好きです。主張しすぎない、控えめな春といった感じでしょうか。
仕事の合間のコーヒーと合わせると、これがまたよく合うのです。まるで、短い休憩時間に小さな花見をしているような気分になります。
3 桜バウム(180円)
無印良品のお菓子といえば、やはりバウムクーヘンです。
「不揃い」シリーズの中でも人気の高い 桜バウムは180円(税込) です。
袋を開けると、ほんのりピンク色のバウムが現れます。それだけで、少し気分が明るくなります。ひと口食べると、まず感じるのは生地のしっとり感です。そして、ほのかな桜の香りがふわっと広がります。
桜味のお菓子は、ときどき香りが強すぎることもありますが、このバウムはとても自然です。どこか、桜餅を思わせるようなやさしい風味です。
一本丸ごとでも食べられてしまいそうな軽さなのに、食べ終わると意外に満足感があります。“派手ではないけれど、何度でも食べたくなる。”無印らしいお菓子だと思います。
4 桜のアイスボックスクッキー(220円)
次におすすめしたいのが、「桜のアイスボックスクッキー」です。価格は 220円(税込) です。
生地には桜の花と葉のパウダーが練り込まれていて、焼き上がりはほんのり桜色です。市松模様のような見た目も可愛らしいです。食感は、ややしっかりめです。
サクッというより、少しザクッとした歯ごたえがあります。
そして、このクッキーの魅力は、甘さの中にある塩味です。桜の葉のほのかな塩気が、バターのコクとよく合います。
気がつくと、もう一枚。そして、もう一枚です。こういうお菓子は、本当に危険です笑
5 桜グリーンティー(ティーバッグ10袋入り)(390円)
最後に、お菓子のお供にぜひおすすめしたいのが「桜グリーンティー(10袋入り)」、価格は 390円(税込) です。
鹿児島県産のオーガニック茶葉に、桜の花と葉をブレンドした緑茶で、香りはまるで桜餅のようです。お湯を注ぐと、湯気の中からふわりと桜の香りが立ち上ります。
それだけで、心がほどけていくから不思議。味は、驚くほどやわらかいです。
緑茶の苦味はほとんどなく、ほんのり甘い香りだけが残ります。私は桜バウムと一緒に飲むのが好きです。甘いお菓子のあとに、桜の香りのお茶です。春の午後にぴったりの組み合わせです。春の味は、やさしいです。
無印良品の桜シリーズは、派手な甘さではありません。どれも、ふんわりとした香りとやさしい味わいが特徴です。だからこそ、何度も食べたくなります。
桜は、ほんの短い季節の花です。だからこそ、その味わいも今だけの楽しみです。
無印良品の棚に並ぶ桜のお菓子たちは、「春ですよ」と、静かに教えてくれています。
今年の春、あなたのティータイムにも小さな桜を咲かせてみてはいかがでしょうか。
きっと、いつもの午後が少しだけやさしくなります。
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堤信子さんプロフィール

福岡県生まれ。県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。日本テレビ「あさ天ファイブ」「ズームインスーパー」、TBS「はなまるマーケット」のレギュラーを長年つとめ、現在、フリーアナウンサー、大学講師、コラムニストとして活躍中。また、文具やお菓子箱のコレクターとして、NHK Eテレ「デザインプラス」、NHKワールド「カワイイインターナショナル」、TBS「マツコの知らない世界」「サタデープラス」などにご出演。
▶連載コラム
講談社ファッションウェブマガ「mi-mollet」 文具と雑貨連載ブログ「今日の愛おしいもの~文具と雑貨~」、ライフスタイル連載「お菓子箱ラバー堤信子の愛おしいおやつ、時々珈琲」▶エッセイ
インスタグラム「イービーエムさやん」 ミニエッセイ連載「あなたのここちよさを作る習慣」▶書籍
・「TOKYO文具雑貨散歩~旅鞄いっぱいの東京」辰巳出版(新刊)
・「堤信子のつつみ紙コレクション」玄光社
・「旅鞄いっぱいの京都ふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいのパリふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいの京都・奈良」エイ出版社
・「旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ」本の泉社
・「100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣」ディスカヴァー21社
・「ありがとうの届け方」主婦と生活社
・「堤信子の暮らしがはずむちょっといい話」実業之日本社
▶「お菓子パッケージの世界」連載に向けて、読者の皆様へメッセージ
癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、みなさんとともに五感で楽しみ、その小さな喜びを文字にしていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。堤 信子
フリーアナウンサーでお菓子箱コレクターの堤信子さんが、癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、五感で楽しむ連載企画「堤信子さんと巡るお菓子パッケージの世界」。好きなお菓子は「多すぎて書ききれません!」


