2023.07.21

大暑に食べたい!ビスケットの天ぷらとは?


ついに梅雨明け!夏の到来ですね。

しかし今年は本当に暑い!暑すぎる!!

何もしたくない、何も食べたくない…夏バテ気味になっていませんか。

7月23日は「大暑(たいしょ)」です。大暑は文字通り、一年のうちで最も暑い時期。

そんな大暑の日には、昔から天ぷらを食べると良いとされています。

なぜ天ぷらなのかというと、単純に「栄養豊富で食べやすいから食べちゃいな!」ということのようです。

 

でもね、天ぷらはお菓子じゃないし、「お菓子と、わたし」としては関係ないんじゃないの?

 

いいえ!

今回ご紹介するのは「ビスケットの天ぷら」です。えええ!!

小麦を小麦で包んであげちゃうの?と思ったあなた…

 

正解です。(米粉が主流ですけどね)

「かーさんケット」の天ぷら

これが、そのビスケットの天ぷらです。

出典:イトウ製菓

実はこれ、岩手県の中西部に位置する西和賀町という地域の郷土料理的存在なのです。

使われているのはイトウ製菓の「かーさんケット」という、プレーンビスケット。

ビスケット自体はスーパーで全国区で売られているロングセラーのビスケットです。

 

なぜビスケットを天ぷらに?

なぜビスケットを天ぷらにしようとしたのか!?

岩手県西和賀町は冬は降雪量が多く、買い物に出かけるのが大変だったようです。そこで、日持ちのするビスケットを天ぷらにして、腹持ちの良いお菓子として食べ始めたのだそうです。長らく家庭料理として浸透し、冠婚葬祭時には大量のビスケットの天ぷらが作られたのだとか…面白いですね。

西和賀町では道の駅のようなところで地元のお母さんの揚げたビスケットの天ぷらがお惣菜のごとく売られているようです。

出典:日清オイリオ

 

ビスケットの天ぷらの作り方

どうやって作るのか?ということで、レシピをご紹介します。

【材料】

かーさんケット 12枚程度
天ぷら粉    160g
水       160ml
揚げ油     適量

【作り方】

①.ボールに天ぷら粉と水を入れて泡立て器で均一に混ぜる

②.①にかーさんケットを絡ませる

③160°Cくらいの油で両面を揚げて完成

 

まとめ

大暑に食べたいビスケットの天ぷら いかがでしたか?

揚げるのがそもそも暑い?ごもっとも…

しかし世の中には面白い郷土料理があるものですね。

お惣菜のごとく売られているビスケットの天ぷらを食べに、いつか岩手に行ってみたいです。

 

この記事を書いたライター

yu-ko

ゆるキャラ、コネタ、音楽(ライブ・フェス)、乗り物好き。鉄道・恐竜好きの4歳児の母。子供と楽しめる玩菓の紹介や、クスッと笑えるコネタ記事をお届けします。好きなお菓子は「うまい棒」「チップスター」。

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