2024.03.18

ワンコインでお釣りが来る桜パッケージの可愛いデパ地下お菓子3選!~お菓子パッケージの世界 第18回~

更新日 : 2024年04月11日


今年は、例年より早いとされている桜の開花予想。お花見シーズンが始まりますね。

日本の春は何といっても桜!もちろんお菓子の世界も、3月から4月にかけては、桜一色!全国各地のお菓子屋さんが競って桜柄&桜風味のお菓子を出してきます。

お菓子3

今回は、デパ地下に行ったら必ずチェックする、全国の銘菓コーナーから、ワンコインでお釣りが来る桜のお菓子3選をご紹介します!

最近どのデパートにもある、全国の有名菓子店のお菓子が一堂に会したコーナー、ここは本当に便利です!!

お菓子1

三越伊勢丹は「全国の銘菓〜菓遊庵」、西武は「諸国銘菓〜卯花墻」「諸国名産〜味小路」、阪急は「銘菓名品〜日本の味」…

などと名称は違いますが、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の名店の人気お菓子が揃うこのコーナーは、今やデパ地下には欠かせない存在。いつも多くの人々で賑わっています。

お菓子2

わたしが先日お邪魔したのは、銀座三越の「菓遊庵」。

3月に入ると、全国のお菓子も春色のパッケージに衣替え、まず目に飛び込んできたのは、東京浅草にあるかりんとう専門店「小桜」の新製品「ミニ小箱」(税込432円)です。ワンコインでお釣りが来るこのサイズ、いいですよね!!

お菓子5

浅草「小桜」のかりんとう、なす紺の地に桜の花びらが描かれたパッケージでお馴染みの銘菓ですが、このかりんとうはもともと、浅草の老舗料亭「福し満」の手土産として始まったもの。あまりに人気を呼んで、平成元年に料亭の隣に、かりんとう専門店「小桜」が誕生しました。

かりんとう作りは、熟練の職人さんによる手作業が中心で、包装もすべて手作業で行われているとのこと。「小桜」のかりんとうに温かく優しい雰囲気を感じるのは、作り手側の愛情に溢れているからなんでしょうね。

今回の「ミニ小箱」に入っている2種は、看板商品の「ゆめじ」と「ふるさと」。

お菓子6

小枝のような細身の「ゆめじ」は、甘さ控えめで食感もよく、定番の黒くて太い「ふるさと」と交互にいただくと、飽きずにいくらでもいただけます。

お菓子7

食べきりサイズなので、お花見のお供にバッグに忍ばせておくといいかもしれません。また、東京土産として、皆に配るのにもお手頃です。

オンラインショップ:こちら

 

二つ目は、京都の豆菓子専門店「豆政」の「京の町かど うたげ」(税込432円)

お菓子8

明治17年、京都夷川に創業した「豆政」。

明治20年に五色砂糖掛豆(現在の夷川五色豆)を考案、大正天皇への献上菓子として有名になったことから、今や京都を代表する豆菓子専門店になりました。

京都に行くと必ずお土産に購入するのが、「豆政」の「京の町かど うたげ」ですが、最近では、デパ地下でも買えるのが嬉しいところ。

この、春パッケージには、嵐山の渡月橋と満開の桜がデザインされています。

ちなみに京の町かどはシリーズになっていて、春夏秋冬、京都の名所のパッケージデザインが変わるのも魅力で、私は、季節ごとに購入しています。

中身は、梅味、海苔味など色とりどりの豆菓子に柿の種と昆布が入っていて、サクッと軽めの食感がやめられない止まらない美味しさです。ビールのお供として我が家に常備されているおつまみでもあります。

このお菓子も、美味しくて桜パッケージが素敵で、ワンコインでお釣りが来る、コスパ最高のデパ地下菓子です。

オンラインショップ:こちら

 

そして、3つ目は、香川県「ばいこう堂」の、季節の和三盆「春の訪れ」(税込681円)

お菓子4

ばいこう堂といえば、和三盆のお干菓子。

ちなみに、和三盆とは、香川県や徳島県のごく一部の地域などで、伝統的手法で生産されている希少なお砂糖のことで、ばいこう堂では、香川県の特産品でもある「さぬき和三盆」を、農家の方々と連携し、栽培から力を入れて取り組んでいるとのこと。

上白糖やグラニュー糖と和三盆糖の違いですが、和三盆は原料に含まれる栄養素を残したままつくられるので、カルシウム、リン、カリウム、鉄などのミネラル分が含まれていて、優しい甘みや口溶けの良さが特徴です。

ばいこう堂の和三盆のお干菓子は、とにかく種類が豊富。そして見た目も美しいので、贈り物によく使っています。

そんな中で、この季節の和三盆「春の訪れ」は、春がギュッと詰まった華やかなお干菓子。一つ一つが凝っていて、様々な形や色の桜、紋黄蝶、蕨、筍、めだか、てんとう虫、たんぽぽ、四葉のクローバーなど、小ぶりの箱に、春の主役たちが勢揃い。

希少な和三盆で繊細に作られた、完成度の高いお干菓子のセットが、600円台で購入できるとは、なんて良心的なんでしょう。

緑茶だけでなく、コーヒーにもよく合うので、春らしいプチギフトとしておすすめです!

オンラインショップ:こちら

 

デパ地下の全国の銘菓のコーナーには、ワンコイン前後で、味よし見た目よしの春のお菓子が他にもたくさん揃っていますので、ぜひお出かけになってみてはいかがですか?

 

★他にもおすすめの記事★

【2024年】コンビニ・スーパー市販の「さくら抹茶」のお菓子まとめ【2024年】コンビニ・スーパー市販の「さくら抹茶」のお菓子まとめ

 

🌸堤信子さんのInstagramはこちら🌸

🌸お菓子と、わたしInstagramはこちら🌸

 

堤信子さんプロフィール

堤信子さんプロフィール画像

 

福岡県生まれ。県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。日本テレビ「あさ天ファイブ」「ズームインスーパー」、TBS「はなまるマーケット」のレギュラーを長年つとめ、現在、フリーアナウンサー、大学講師、コラムニストとして活躍中。また、文具やお菓子箱のコレクターとして、NHK Eテレ「デザインプラス」、NHKワールド「カワイイインターナショナル」、TBS「マツコの知らない世界」「サタデープラス」などにご出演。

▶連載コラム

講談社ファッションウェブマガ「mi-mollet」 文具と雑貨連載ブログ「今日の愛おしいもの~文具と雑貨~」、ライフスタイル連載「お菓子箱ラバー堤信子の愛おしいおやつ、時々珈琲」

▶エッセイ

インスタグラム「イービーエムさやん」 ミニエッセイ連載「あなたのここちよさを作る習慣」

▶書籍

・「TOKYO文具雑貨散歩~旅鞄いっぱいの東京」辰巳出版(新刊)
・「堤信子のつつみ紙コレクション」玄光社 
・「旅鞄いっぱいの京都ふたたび」実業之日本社 
・「旅鞄いっぱいのパリふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいの京都・奈良」エイ出版社
・「旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ」本の泉社
・「100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣」ディスカヴァー21社
・「ありがとうの届け方」主婦と生活社
・「堤信子の暮らしがはずむちょっといい話」実業之日本社

▶「お菓子パッケージの世界」連載に向けて、読者の皆様へメッセージ

癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、みなさんとともに五感で楽しみ、その小さな喜びを文字にしていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。
この記事を書いたライター

堤 信子

フリーアナウンサーでお菓子箱コレクターの堤信子さんが、癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、五感で楽しむ連載企画「堤信子さんと巡るお菓子パッケージの世界」。好きなお菓子は「多すぎて書ききれません!」

ライターのプロフィールを見る

あなたにおすすめのお菓子記事