2020.01.27

きびだんご対決!岡山VS北海道 おすすめをご紹介!


2月3日は節分。節分といえば、鬼退治。鬼退治といえば桃太郎! ということで、今日は桃太郎が鬼退治に持っていたお菓子、「きびだんご」のお話です。

目次

 

1.きびだんごといえば岡山じゃろ!

岡山県に行けば、いたるところでお土産品として「きびだんご」が売られています。桃太郎伝説のゆかりの地と呼ばれている場所は全国多々ありますが、岡山駅前にドドンと桃太郎の大きな像を置き、駅前通りを「桃太郎通り」と名付け、空港も「岡山桃太郎空港」にし、飛行機の荷物レーンには桃太郎と桃が流れてくる…岡山県の“桃太郎推し”は群を抜いています。

ももたろう銅像

出典:写真AC

そんなわけで、岡山県のお土産といえばきびだんご!駅や空港にはたくさんの種類のきびだんごが売られています。どれがいいの!?と迷ってしまう人もいるでしょう。 岡山出身の筆者おすすめのきびだんごをご紹介します!

パッケージも味もピカイチ!廣榮堂のきびだんご

元祖きびだんご

岡山県で最も有名なきびだんごが、この廣榮堂のきびだんご。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。パッケージは絵本作家として有名な五味太郎氏の絵が使われています。

リニューアルで大注目!廣栄堂武田のきびだんご

武田きびだんご

出典:廣榮堂武田

リニューアルパッケージを人気イラストレーターのNoritake氏が手掛けたことで話題となっているのが、廣栄堂武田のきびだんご。巾着型の包装の仕方もかわいらしいです。

2.桃太郎発祥の地を主張する3大根拠

岡山県が発祥地を主張するのは、3つの根拠があります。それが

①きびだんご
②桃
③吉備津彦命の温羅(うら)退治伝説

です。

①きびだんご

桃太郎の話に出てくる「きびだんご」。古代日本では、岡山県全域と広島県東部、香川県の一部の島々と兵庫県西部は「吉備国(きびのくに)」という地方国家でした。「きびだんご」は黍(きび)を粉で作った団子ですが、「きび」が「吉備」に通じる、というのが岡山県の主張のようです。ちなみに、現在売られている岡山のお土産の「吉備団子」は、江戸末期に売り出されたものとのこと。

吉備の国

↑備前、備中、備後、美作あわせて「吉備の国」と呼ばれていました。

出典:吉備の国歴史探訪

②桃

桃太郎が出てきた桃は、岡山の名産品でもあります。岡山=桃=桃太郎。 ああ、わかりやすい!ただ、岡山の桃の生産量は全国1位ではありません。生産量のトップ3は山梨県、福島県、長野県。量より質ではありますが、ムムム、岡山説、雲行きが怪しくなってきました。

桃

出典:写真AC

③吉備津彦命の温羅(うら)退治伝説

ここで有力な情報が!温羅(うら)とは、伝承上の鬼で、今も岡山の観光地として知られている「鬼ノ城」を拠点としていました。それを退治したのが、吉備津彦命(きびつひこのみこと)。この退治の伝説が桃太郎伝説の原話とする説があります。なるほど。

しかも!岡山の吉備津神社に古くからある文献には、吉備津彦命の家来として仕えたのが犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)、猿飼部の楽々森彦命(ささもりひこのみこと)、鳥飼部の留玉臣命(とめたまおみのみこと)という3人だったと書かれています。 犬・猿・鳥(キジ)ではありませんか!!

吉備津彦神社

出典:写真AC

参考:廣榮堂「ももたろうときびだんごのはなし」 http://www.koeido.co.jp/momotaro_top.html

そんなわけで、桃太郎伝説発祥の地は岡山と主張されています。

3.北海道のきびだんごとは?

きびだんごといえば、丸いコロコロしたものをイメージしますよね。え?違う? 貴方はもしや…北海道出身の方では。

そう、実はきびだんごには種類があり、特に北海道ではきびだんごのスタンダードイメージが違うのです。

北海道から全国へ 愛されるきびだんご

北海道出身の方がこれぞきびだんご!と言うのが、平たく長い棒状のきびだんごです。 このかたちは、工場の生産性と持ち運びやすさからきているようです。

谷田製菓のきびだんご

谷田日本一きびだんご

棒状のきびだんごとして有名なのが、谷田製菓の「日本一きびだんご」。関東大震災の復興を願い、さらに北海道開拓時の助け合う気持ちを込めて「起備団合」という名前をつけ、大正12年に作り出されたロングセラー商品です。

この「日本一きびだんご」を現代ニーズに合わせて、ひとくちサイズにしたものが「一口きびだんご」です。

一口きびだんご

北海道ではこの「一口きびだんご」を節分の時期に食べるそうです。最近では北海道以外の地域でも節分の関連お菓子として目にするようになっています。

4.岡山vs北海道 きびだんご対決!

岡山出身の筆者が北海道のきびだんごの存在を知ったのは、大人になってからでした。そこで、関東出身者が多めの「お菓子と、わたし」編集部できびだんごガチンコ対決を実施!2種類のきびだんごを食べ比べてもらいました。 

きびだんご

試食してもらったのは岡山代表、廣榮堂の「元祖きびだんご」と北海道代表、谷田製菓の「一口きびだんご」。 ※大きさと配りやすさで個包装の一口きびだんごにしました。

きびだんご2品

●やわらかいのは岡山のきびだんご

Q1.食べてみて、やわらかさはどう?

北海道のきびだんごは人によっては硬いと感じるようです。谷田製菓では、かたくなった状態のものはあたためて食べる食べ方も推奨しています。 実際、電子レンジで10秒ほど温めたところ、かなりトロトロになりました!

●甘いのは北海道のきびだんご

Q2.甘いのはどっち?

甘さグラフ

甘さにもいろいろありますが、北海道のきびだんごの方が甘いと感じた人が若干多い結果となりました。北海道のきびだんごには「生あん」が入っているのも甘さの特徴かもしれません。

●腹持ちのよさは北海道のきびだんご

Q3.腹持ちがよさそうなのはどっち?

腹持ちグラフ

腹持ちがよさそうなのは、という問いについては、満場一致で北海道のきびだんごの勝利でした。さすが、「起備団合」が名前の由来のきびだんご。賞味期限も眺めで、保存性に優れているので防災グッズの中に入れておくのもおすすめです。桃太郎も長旅ならばこちらのきびだんごがよかったのかも…!?

●きびだんごといえば、やっぱり岡山のきびだんご

Q4.きびだんごといえばどっち?

きびだんごイメージグラフ

最後に、きびだんごといえば?、というストレートな質問ですが、なんと岡山のきびだんごが圧勝!北海道出身の方もいたのですが、あくまで「きびだんご」のイメージといえば、ということで投票いただいたみたいです。

5.おわりに(コネタ)

今回はきびだんごについてピックアップしてみました。食べ比べでは、「実は食べたことなかったんですよね」という話や、「こんなにやわらかかったの!」といったコメントが飛び交いました。

あと、気になったのが「元祖きびだんご」の、このキャラクター。

元祖きびだんごパッケージ

鬼と桃太郎と犬、猿、キジはわかるのですが、これは・・・?

廣榮堂に問い合わせたところ、特に何、という名前は決まっていないそうです。イラストを描かれた五味太郎氏の遊び心で、食べながら「何だろう」と想像して楽しんでもらうことを目的としているようです。きびだんごは桃太郎の時代も今も、おいしいコミュニケーションツールなんですね。

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