2019.05.29

チョコレートの基本知識まとめ ~歴史から産地まで~


普段何気なく食べてしまっているチョコレート。それだけで満足ですか?

今や「チョコレート」と言っても様々な味や匂い、ブランドがあり、たくさんの情報で溢れていて何が本当にいいものなのか、分かっている人は少ないはず。
チョコレートの奥深い歴史を紐解くと共に自分に合ったチョコレートを知りたくはないでしょうか。

1. チョコレートの歴史

「そもそもチョコレートのはじまりは?」

チョコレートの発祥地はメソアメリカと言われています。メソアメリカは現在のメキシコ南部で農作文化やアステカ文明が繁栄した地としても知られています。 16世紀初めの頃、アステカの皇帝モンテスマは不良長寿の薬として、黄金のカップで一日に50杯もチョコレート(チョコラトル)を飲んでいたと言いわれています。 当時のチョコレートは今と違って、カカオ豆をすりつぶしたドロドロした飲み物で、一緒にとうもろこしの粉やバニラ、スパイスを加えて飲んでいたそうです。

「少しずつ世界に広がる」

ヨーロッパにチョコレートをもたらしたのはスペイン人のフェルナルド・コルテスで、 1519年コルテスはメキシコに上陸し、人々がチョコレートを飲んでいるのを発見し、その効用を知り兵士達の疲労回復に利用しました。コルテスはカカオ豆を持ち帰り、カルロス一世に献上、やがてチョコレートはフランス、イタリアなどに伝えられヨーロッパ全土に広まります。しかし、当時は非常に高価なもので王侯貴族だけの飲み物でした。
1828年オランダ人のヴァン・ホーテンがカカオ豆に含まれる脂肪(ココアバター)を搾り取る方法を開発し、チョコレートを飲みやすくしました。
1840年頃には食べるチョコレートが世に出回り、そして1876年スイスのダニエル・ピーターがミルクを加えたミルクチョコレートを作りチョコレートは更に広がったのです。

「日本上陸」

日本で初めてチョコレートが製造されたのは明治10年頃。大正時代で初めてカカオ豆から最終製品まで一貫して生産するようになり、チョコレートは日本全国に広く知られるようになりました。
第二次世界大戦でカカオ豆の輸入が止まり、生産がストップしましたが、昭和25年には再開され、以後チョコレートの生産技術は一段と進み、いろいろな種類のチョコレートが作られるようになりました。

チョコレートというものが世界に広がるまで長い年月がかかりました。 身近なものすぎてあまり知られていないルーツですが、調べてみるとまだまだ奥深いものがあります。

出典:日本チョコレート・ココア協会

2. おすすめのカカオ産地

チョコレートにとって最も重要なカカオ。世界中で様々な種類のカカオが栽培されているが、どこがオススメなのか。日本の主要カカオ豆をピックアップしまとめてみました。

■おすすめカカオ産地 ~ガーナ~ 

酸味・苦み・渋みのバランスが取れていて日本でも特に馴染み深いカカオの一つです。 ファラステロ種の一種で、病害虫に対する耐性が強く、栽培は容易で、現在は世界の主流となっています。

■おすすめカカオ産地 ~エクアドル~ 

エクアドル産は独特な香りを持っていて、カカオ感が強く品質が高いと言われています。 主に「フレーバービーンズ」として使われていて、お花のような匂いが特徴です。

■おすすめカカオ産地 ~ベネズエラ~ 

ベネズエラでは、希少価値の高いクリオロ種のカカオを多く栽培しており、雑味が少なく、酸味・渋み・苦みのバランスが取れた、少しローストナッツのような香ばしい匂いがする特徴があります。

ここでは3カ国に絞ってご紹介しましたが、まだまだたくさんの産地があります。 その国の気候や地形で変化した味わいを堪能するのもいいですね。

出典:写真AC,旅するおかし

3. チョコレートの種類

カカオが原料となるチョコレートですが、ミルクや砂糖を加えることで様々な味、状態へ変化します。きちんとした定義を知ることで食べるとき、調理に使うときに役立てましょう。

■ビターチョコレート

ミルク(乳製品)が入らない、カカオマスが40~60%のチョコレートのことをいいます。 (ミルクが少し入ったものもビターという)ダークチョコともいわれます。 一部に、糖分や乳製品分が少なく苦味の多いチョコレートのことをいうことがあります。また最近では、 カカオ分70~90%という低糖のチョコレートのことをいう場合もあります。

■ミルクチョコレート

ミルク(乳製品)の入ったチョコレートのこと。ミルク(乳製品)としては、全脂粉乳、脱脂粉乳、クリーム粉乳が使われています。

■ホワイトチョコレート

ココアバターにミルク、砂糖などを加えて作るチョコレートのこと。 カカオ豆の主成分であるココアバターを原料としていますので、チョコレート色をしていなくても立派なチョコレートと言えます。

■クーベルチュール

ココアバターの含有量の多いチョコレートのことで、チョコレートの細工や被覆加工に使用されるものをいいます。ココアバターを31%以上含有することが基本で、通常は35%以上の流動性の高いチョコレートです。

4. 最後に

少しでしたがチョコレートの歴史、いかがでしたか?
「あのパッケージが好き」
「ブランドチョコなら間違いない」
確かにそれもいいかもしれません。

ですが、様々なシーンに応じて産地や味わいでチョコレートを選ぶのも
ちょっと自慢になるのかも。
ぜひ自分のお気に入りチョコレートを見つけてみてください。 

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