2024.09.23

デパ地下で楽しくお菓子の栗拾い!!~お菓子パッケージの世界 第23回~


残者はまだまだ厳しいものの、お菓子の世界では、すっかり秋到来ですね!
秋の美味しいものの筆頭はやはり「栗」

野山に栗拾いに行ったのは、遠い昔の小学生時代、大人になってからは、もっぱらデパートや専門店街で、栗拾い!?を楽しんでいます。和菓子洋菓子ともに、栗のお菓子は秋の主役。種類も多く価格も幅広く、絞り込むのは大変だったので、今回は「ワンコインで楽しめる栗の和菓子」にテーマを絞り、満足度の高いもの3つ厳選しました。

お邪魔したのは、伊勢丹新宿本店のデパ地下。

目次

【デパ地下で栗拾い】たねやの栗大福

一つ目は、「たねや」の「栗大福」2個入り540円税込。
粗搗きの滋賀羽二重糯のなかに粒餡と一粒栗が入った大福餅で、シッカリと栗一粒の存在が感じられます。
季節限定で9月から12月下旬までの販売です。

創業152年を迎える滋賀県近江八幡市の老舗菓子店「たねや」は、全国にファンも多く、関東に9店舗、全国合わせると20店舗近くが展開されています。
「たねや」の魅力は、お手頃価格でありながら、大福のような定番の和菓子も含めて全てに品質の高さが感じられるところ。「栗大福」2個入り540円税込は、本当にお値打ちで、満足度120%です。

【デパ地下で栗拾い】小布施堂の新栗 栗あんどら焼き本流

2つ目は、「小布施堂」の「新栗 栗あんどら焼き本流」一つ432円税込

新米ならぬ新栗、普通の栗とどう違うのかは、食べてみて納得。採れたての栗は香りが違います!

新栗の大きなかけらがゴロゴロと入った餡の芳醇な香りに思わず顔がほころびました。
長野を代表する栗のお菓子メーカー「小布施堂」長野県以外に、東京や大阪のデパ地下に直営店を持ち、そこでは、ありとあらゆる栗のお菓子を展開しています。

特に9月になると、小布施堂では毎週のように栗の新製品が登場し、本格シーズン到来を感じさせてくれるので、栗好きは要チェックです!

【デパ地下で栗拾い】老松の栗餅

創業1908年の京都の老舗、有職菓子御調進所「老松」は大好きな和菓子屋さんのひとつで、京都を訪れたら、必ずと言っていいほどお邪魔するお店。京都以外での直営店は、伊勢丹新宿店のみです。

今回、気になる栗のお菓子を発見。こちらの「栗餅」です。一つちょうどワンコインの価格。早速いただきました。

国産の栗だけで作られた贅沢な餡のなかに、小さなお餅が3つ入っています。甘さ控えめの栗餡とふわふわの一口サイズのお餅のハーモニーが絶妙で、驚きの美味しさ!京都の老舗菓子店の底力を感じました。
缶入りで日持ちがするところもいいですね。贈り物にも最適ですよ。

【デパ地下で栗拾い】ばいこう堂の「栗拾い」

そしてもう一つ、これは連載でもお馴染みの中田ぷうさんからいただいたものですが、香川県にある「ばいこう堂」のお干菓子「栗拾い」680円税込

栗の形そのままのボックスが可愛くて心躍ります。お菓子箱コレクターにはたまらない形!
中には、栗の形の和三盆が13個。和三盆糖、あかえんどう、栗が原料で、栗の自然な甘さと、郷愁を誘うホッとするお味が特徴です。

和三盆は香川県と徳島県の一部地域でしか栽培できない希少価値の高いお砂糖で、香川県のばいこう堂では、地元のサトウキビ農家と連携し、安心で安全な和三盆糖にこだわっているとのこと。

オンラインでも購入できますので気になる方はこちらでどうぞ

ご購入はこちら!

さいごに

今回は、滋賀県、長野県、京都府、そして香川県の栗の和菓子でしたが、まだまだ他にもたくさん!!
デパ地下ならではの美味しい栗拾い、皆さんもぜひ楽しんでくださいね!

 

 

 

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堤信子さんプロフィール

堤信子さんプロフィール画像

 

福岡県生まれ。県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。日本テレビ「あさ天ファイブ」「ズームインスーパー」、TBS「はなまるマーケット」のレギュラーを長年つとめ、現在、フリーアナウンサー、大学講師、コラムニストとして活躍中。また、文具やお菓子箱のコレクターとして、NHK Eテレ「デザインプラス」、NHKワールド「カワイイインターナショナル」、TBS「マツコの知らない世界」「サタデープラス」などにご出演。

▶連載コラム

講談社ファッションウェブマガ「mi-mollet」 文具と雑貨連載ブログ「今日の愛おしいもの~文具と雑貨~」、ライフスタイル連載「お菓子箱ラバー堤信子の愛おしいおやつ、時々珈琲」

▶エッセイ

インスタグラム「イービーエムさやん」 ミニエッセイ連載「あなたのここちよさを作る習慣」

▶書籍

・「TOKYO文具雑貨散歩~旅鞄いっぱいの東京」辰巳出版(新刊)
・「堤信子のつつみ紙コレクション」玄光社 
・「旅鞄いっぱいの京都ふたたび」実業之日本社 
・「旅鞄いっぱいのパリふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいの京都・奈良」エイ出版社
・「旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ」本の泉社
・「100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣」ディスカヴァー21社
・「ありがとうの届け方」主婦と生活社
・「堤信子の暮らしがはずむちょっといい話」実業之日本社

▶「お菓子パッケージの世界」連載に向けて、読者の皆様へメッセージ

癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、みなさんとともに五感で楽しみ、その小さな喜びを文字にしていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。
この記事を書いたライター

堤 信子

フリーアナウンサーでお菓子箱コレクターの堤信子さんが、癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、五感で楽しむ連載企画「堤信子さんと巡るお菓子パッケージの世界」。好きなお菓子は「多すぎて書ききれません!」

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