2023.09.15
【Z世代が考えた】新商品「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」(プレゼントあり)
みなさん、はじめまして!
僕たちは近畿大学経営学部布施ゼミ生です!僕たちと栗山米菓で共同開発をした新商品「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」が2023年9月18日(月)に全国発売となりました!
新商品発売に至るまでの僕たちのプロジェクトの活動を、記事を通して皆様に知っていただければ嬉しいです。最後に素敵なプレゼントも準備しているので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
1.はじまりは1人のゼミ生の想いから、、、
このプロジェクトの始まりは2021年、冬。
子供の頃から渚あられを実家で食べていた、布施ゼミ生の山田(2023年卒業)が、様々なプロジェクトに挑戦出来るようになった大学3年生の冬、思い出の渚あられを若者に受け継ぎたいという想いから栗山米菓と共同で始めたプロジェクトです。
しかし、「あられ?おばあちゃんの家でしか見たことない(笑)」としか言われないあられを若者向けにリニューアルするのは至難の業。 一筋縄には行かず、2年の月日を費やし、現プロジェクトリーダーの久米(2024年卒業予定)と、本記事の筆者である竹谷(同年卒業予定)に受け継がれる形で現在に至ります。
左:久米、右:竹谷 栗山米菓との打ち合わせ風景
さて、僕たちが渚あられを若者向けにリニューアルするにあたり、“3つの課題”が浮かび上がりました。
2.渚あられの3つの課題に対して行なった取り組み
皆さんは本家の「渚あられ」のパッケージをご覧になったことはありますか?
こちらです。達筆の「渚」の文字が描かれたインパクトのあるちょっと渋いデザインですよね。
出典:栗山米菓HP
〈課題その壱〉若者にとってはパッケージデザイン渋すぎ問題
僕たちのような若い世代には「このパッケージでは手に取ってもらうことは難しいのではないか」と考えました。若者に買ってもらうには、“若者が日頃買いたくなるデザイン”の特徴を知るべきでは?
そう考え、僕たちはゼミ内で“パッケージデザインコンペ”を行うことにしたんです。
若者による若者のための「渚あられ」のパッケージデザインを考えようとしたのです。
特にパッケージで商品の購買を決める「パケ買い」をすることが多い女子大生15人にデザインを考えて貰いました。
デザインコンペに参加した15個のデザイン案から投票を実施しました。
その結果、、、
このような結果になりました!
中段一番左の1位のパッケージ案はこの真ん中に描かれたキャラクターが特に評価されました!
このキャラクターを私達は、「ナギやん」と名付け、新商品パッケージに入れ込むことにしました!
しかし、せっかくたくさんの案が出たので、それぞれの良い点を取り入れ、より注目されるようなパッケージを作りたい欲が出た私達は2位以下のパッケージ案も参考にすることにしました。
2位のデザインがこちらです。
最近、某企業のプライベートブランドが流行っているように、ここ数年でよく見かけるようになった「文字の多いパッケージ」が2位にランクイン。
1位と2位のデザイン案を参考にした結果、私達は消費者の目を引く文字の多いデザインの中心に、1位に輝いた「ナギやん」が君臨しているパッケージを作ることにしました。
〈課題その弐〉渚とは? 僕に聞いても 知らんがな
「渚あられって知ってる??」この質問を大学生に問いかけたとき、「渚?なに渚って。渚ってどう言う意味?」と聞かれることが多いのが現状でした。
実は僕たちも答えられず、言葉を濁すことしか出来ませんでした。(2年もこのプロジェクトに関わってるのに情けない泣)
渚あられを全く知らない世代は、「渚あられ」という商品名だけ言われても、“どんなものかイメージ出来ない”現状を知った僕たち。
そこで、「若者が商品名を聞いただけでどんな商品かピンとくるように、若者が渚あられを食べた感想をそのまま商品名に入れちゃおう!」という話になり、実際に102人の近大生に渚あられの試食インタビューを行いました!
とにかく小分けにした渚あられを配り、試食した感想を書いてもらう生活を3週間続けました。
怪訝そうな顔で「お兄さん達の手作りですか??」と聞かれることもあり、力強く「工場の安心安全な工程で生産されたものです」と訂正しました。(そりゃ急にお菓子渡されたら怪しいよね~協力してくれたみんなありがとう!)
その結果「堅い」や「やみつき」「止まらない」という感想を多くいただくことが出来ました!
その結果から考え出した商品名が「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」です!
改めて見ても雑ですね(笑)
「なんじゃそれ」「なんか長い」「たぶんって保険掛けるんかい」「世界一も気になるわ」と色んなツッコミが聞こえてきます。
でもそんな「ツッコミたくなるダサさ」で皆様に愛される商品になってくれればと考えています。
〈課題その参〉女子大生のカバンに元のパッケージサイズは主張激しすぎる件
3つ目の課題は、何よりも大学生に渚あられを見せた時に指摘を貰った“パッケージの大きさ”です。
「こんな大きさのウチら持ち歩けないよ」と。渚あられでパンパンになっているカバンほどシュールなものはありませんからね。
↑普段の女子大生のカバンと中身
↓渚あられを忍ばせた女子大生のカバン
そこで女子大生が持ち歩く上で恥ずかしくないパッケージの大きさはどのぐらいなのかを調査!
また、若者が無意識に買ってしまうサイズ感を調べるため、女子大生のカバンの中身とそこに入っているお菓子を調査し続けました。
ちなみにこの活動はプロジェクト創設者の山田さんご自身の卒業論文になりました。
大学生が持ち歩くのに適した商品サイズを調査し、検証した結果、ピュレグミの縦14cm×横10cmほどの大きさがベストなことが分かりました!
結果をもとに「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」は、元の渚あられの59.4%の大きさになりました。
3.苦節2年、様々な課題を乗り越えた結果、、、、
僕たちの「渚あられプロジェクト」で様々な調査を実施し、①パッケージデザイン②商品名③パッケージの大きさという、3つの課題解決を行い新商品「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」が完成しました!
そして、僕たちが考えた「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」が遂にが2023年9月18日(月)からに全国発売されます!スーパーやドラッグストアなどいろいろなお店で展開されるようなので嬉しくてたまりません!!!(※一部の店舗を除く)
この記事をご覧になった皆様のお近くの店頭に「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」が並んでいたら、ぜひ手に取ってもらえると嬉しいです!
↓これまでのプロジェクトヒストリーをまとめた動画はこちら!
4.真面目に商品詳細の紹介
ここまで私達の商品開発の経緯をお話してきましたが、ここで簡単に商品の概要の紹介です!
商品名:たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ(塩味)
内容量:40g
参考価格:120円前後(税抜)
賞味期限:180日
発売日:2023年9月18日(月)
5.僕たちからのプレゼント情報
僕たちが2年間のプロジェクトで完成させた「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」の記事をご覧になった皆様に!実際に商品を召し上がっていただきたく、プレゼント企画を準備しました!!!
新商品「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」1ケース(10袋入り)を抽選で20名様にプレゼントいたします!
応募期間
2023年9月15日(金)~9月24日(日)まで
応募方法
下記フォームよりご応募ください。
たくさんのご応募お待ちしております!
6.さいごに
さて、「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」の発売が決定するまでのストーリーでしたが、まだまだ本商品の歴史は始まったばかり!
ロングセラーとして栗山米菓が育てた渚あられを、日本が育んできた米菓を、みなさまと共に後世へ。
是非お買い求めください!
Fuse seminar
近畿大学経営学部布施ゼミです!私たちは売り手側の目線ではなく、顧客目線でビジネスを創る“サービスデザイン”思考を学び、新しい価値創造に取り組んでいます。個性豊かな布施ゼミらしい、楽しい活動記事をお届けしていけたらと思います🐻🎉