2024.04.15

昭和レトロパッケージにキュン!行楽のお供に便利な、一口サイズ菓子~お菓子パッケージの世界 第19回~


まもなくゴールデンウィークですね!

先日スーパーマーケットに、行楽、ドライブのお供になるお菓子を買いに行ったところ、昭和世代の心を掴む、懐かく素朴なパッケージのお菓子を色々と見つけたので、早速ご紹介します!

目次

1. 榮太樓総本舗「ラムネ飴」

一つ目は、榮太樓総本舗の「ラムネ飴」237円(税込)

ラムネ飴①

日本橋に本店がある名店「榮太樓総本舗」の飴は、よくお土産で購入したりするのですが、袋菓子を購入したのは初めてです。
このノスタルジックな絵に惹かれ思わず手に取ったら、中身は個包装のラムネ飴。ラムネドリンクをそのままキャンディーにした美味しい飴です。
ラムネ色の飴の中に、カラフルなミントの粒が入っていて、所々に優しいシュワっと感が味わえます。

ラムネ飴②

そして、袋を開けて気づいたのですが、個包装のパッケージの絵柄がなんと10種類もあり、ブラウン管テレビ、万国旗、ブリキのおもちゃ、オート三輪などなど、懐かしすぎるアイテムに、昭和世代の間で話も盛り上がること間違いなしです。

2. 宮田製菓「オブセ牛乳キャラメル」

2つ目は、宮田製菓の「オブセ牛乳キャラメル」202円(税込)

オブセ牛乳キャラメル①

オブセ牛乳とは、信州小布施で半世紀にわたり愛されている牛乳屋さんで、トリコロールの爽やかパッケージの赤ちゃん天使は、オブセ牛乳のロゴです。
こだわりの殺菌製法でコクのあるおいしさが人気の「オブセ牛乳」が懐かしのキャラメルになったのがこのお菓子。「オブセ牛乳」を原材料に使用し、焦がさずにじっくりと炊き上げて作ったおいしく安心なキャラメルです。

オブセ牛乳キャラメル②

色もほんのりミルク色で、天使を思わせるふんわりな甘さ、気持ちを落ち着かせたい時に一粒ほおばりたくなるようなお味に、すっかりファンになった私です。

3. 三矢製菓「ミツヤレモネード」お徳用

3つ目は、これまた懐かしい三矢製菓の「ミツヤレモネード」お徳用302円(税込)

ミツヤレモネード①

ラムネ菓子といえば三矢製菓、昭和10年創業の老舗で、私が子供の頃に駄菓子屋さんでよく買っていたラムネも確か三矢製菓のものでした。
おそらくその頃からずっと変わらない味と形、セロファンの包み紙、食べるラムネといえば、昔も今も三矢製菓ですよね。

ミツヤレモネード②

レモン、パイナップル、オレンジ、ストロベリーの果汁入りで、ラムネにうっすらとそれぞれの色がついているので、続けて食べても飽きずに楽しめますよ。

4. 津山屋製菓「珈琲ふぁふぁ」

4つ目は、津山屋製菓の「珈琲ふぁふぁ」354円(税込)

珈琲ふぁふぁ①

津山屋製菓は、島根県出雲地方のお菓子メーカー。

出雲地方といえば、松江藩七代藩主、松平不昧公が松江に茶の湯をもたらし、自らも名茶人であったことから、茶菓子文化が栄え、京都、金沢に並ぶ菓子処でもあります。
そんな中で、大正元年に創業した老舗の津山屋製菓は、流通用半生菓子を中心に製造しています。

私がこのお菓子に惹かれたのはその名前。
「ふぁふぁ」って面白い名前ですよね。寒天にメレンゲを合わせたお菓子を、津山屋製菓では「ふぁふぁ」と名付けていて、ロングセラーの人気商品とのこと。
ご紹介するのは、「珈琲ふぁふぁ」

珈琲ふぁふぁ②

寒天メレンゲに寒天コーヒーゼリーが散りばめられたサイコロ型の一口菓子。
甘さ控えめ、マシュマロよりもしっかりした食感で、小さくても食べ応えがあります。
珈琲好きは、きっとハマります。20個ほどは入っていたでしょうか、、それで354円とは、良心的すぎるお値段で驚きました。
津山屋製菓には、ふぁふぁシリーズのお菓子があり、ぶどうふぁふぁ、いちごふぁふぁも人気だそうですよ。

5. 文明堂「おやつカステラ」

5つ目は、文明堂の「おやつカステラ」297円(税込)

おやつカステラ①

レジの棚で見つけた2切れ入りのカステラ。思わず手に取ると、レジの店員さんが「この文明堂のおやつカステラ、すごく売れてるんですよ」とニッコリ。
目を惹くこのパッケージのクマさんは文明堂のキャラクターのカンカンベア。今風により可愛くデザインされています。

おやつカステラ②

サイドにプリントされているカステラと電話機と時計を見た途端、半世紀前にタイムスリップ!!
「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜🎵」昭和世代はおそらくみんな歌えるこのCMソングが、私の頭の中にも流れてきました。(ちなみに昔のCMのカンカンベアは白いクマさんでした)

おやつカステラ③

中には、オレンジハチミツと卵の香りが口の中にふわっと広がる、しっとりカステラが2切れ。文明堂らしい安定のお味に大満足です。

 

今回は、ドライブのお供、行楽のお菓子に、レトロパッケージが素敵な、一口、食べきりサイズのお菓子を色々とご紹介いたしました!

 

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堤信子さんプロフィール

堤信子さんプロフィール画像

 

福岡県生まれ。県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。日本テレビ「あさ天ファイブ」「ズームインスーパー」、TBS「はなまるマーケット」のレギュラーを長年つとめ、現在、フリーアナウンサー、大学講師、コラムニストとして活躍中。また、文具やお菓子箱のコレクターとして、NHK Eテレ「デザインプラス」、NHKワールド「カワイイインターナショナル」、TBS「マツコの知らない世界」「サタデープラス」などにご出演。

▶連載コラム

講談社ファッションウェブマガ「mi-mollet」 文具と雑貨連載ブログ「今日の愛おしいもの~文具と雑貨~」、ライフスタイル連載「お菓子箱ラバー堤信子の愛おしいおやつ、時々珈琲」

▶エッセイ

インスタグラム「イービーエムさやん」 ミニエッセイ連載「あなたのここちよさを作る習慣」

▶書籍

・「TOKYO文具雑貨散歩~旅鞄いっぱいの東京」辰巳出版(新刊)
・「堤信子のつつみ紙コレクション」玄光社 
・「旅鞄いっぱいの京都ふたたび」実業之日本社 
・「旅鞄いっぱいのパリふたたび」実業之日本社
・「旅鞄いっぱいの京都・奈良」エイ出版社
・「旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ」本の泉社
・「100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣」ディスカヴァー21社
・「ありがとうの届け方」主婦と生活社
・「堤信子の暮らしがはずむちょっといい話」実業之日本社

▶「お菓子パッケージの世界」連載に向けて、読者の皆様へメッセージ

癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、みなさんとともに五感で楽しみ、その小さな喜びを文字にしていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。
この記事を書いたライター

堤 信子

フリーアナウンサーでお菓子箱コレクターの堤信子さんが、癒されるお菓子、幸せを運んでくれるお菓子を、五感で楽しむ連載企画「堤信子さんと巡るお菓子パッケージの世界」。好きなお菓子は「多すぎて書ききれません!」

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