2022.02.02
お菓子でSDGs!お菓子のエコパッケージ化、進んでます!
シャウエッセンが断髪式?
お菓子ではありませんが、あの「シャウエッセン」の断髪式が話題になっています。
シャウエッセンは、巾着型のパッケージが特徴でしたが、発売38年目にして大幅にリニューアル。絞ってあるひだの部分を無くしました。
なぜ「断髪」したのか?というと、エコなパッケージへ生まれ変わるため。「断髪」することで、内容量はそのままに、使用するプラスチック資材の量を28%カットできるのだそうです。
実は進んでる!お菓子でもプラスチック削減
実は、お菓子メーカーも各社でプラスチック使用量を削減する「エコパッケージ」化を進めています。
今回はその中から数社の取り組みをご紹介します。
1.亀田製菓/ECOパッケージシリーズ
出典:亀田製菓
おせんべいのメーカーで、ECOパッケージへの取り組みが早かった企業が亀田製菓。亀田製菓は2018年からパッケージのスリム化を行っています。
「海苔ピーパック」は2021年の12月からスリム化と中トレーの廃止を行っています。
亀田製菓では2030年までに米菓(おせんべい)の商品全てのECOパッケージに変更することを目指しているそうです。
亀田製菓の「ECOパッケージ」取組 詳しくはこちら。
2.マスヤ/おにぎりせんべい
出典:マスヤ
おにぎり型のおせんべい、マスヤの「おにぎりせんべい」も実は2021年の9月からエコパッケージに進化しています。「62gおにぎりせんべい」「55gおにぎりせんべい銀しゃり」「55gおにぎりせんべいわさび」の3品で、内容量はそのままに、商品の幅をスリム化することによってプラスチック使用量を削減。
また、一部で植物由来の原料を使用したバイオマスインキで印刷を使用することで、環境負荷低減に貢献しています。
3.ロッテ/キシリトールガム ファミリーボトル
お菓子と、わたしでもメーカーインタビュー記事でいちど取り上げさせてもらったのが、ロッテのファミリーボトル、いわゆる「ボトルガム」の減量化。
え?サイズは変わってないよね?と思ったら、こちらは容器の「厚み」を薄くすることで、21.8%のプラスチックの使用量を削減しています。年間103.7トンのプラスチック使用量が削減できる試算だそうです!
エコに取り組むメーカーの苦悩?
お菓子メーカー各社が社会的課題であるプラスチック削減に取り組む一方で、パッケージの縮小化によって「内容量が減ったのでは?」という誤解や、売場で目立たちにくくなってしまうという課題もうまれています。
せっかく良い活動をしているのに、売上が落ちてしまいかねない…そんな事態も。パッケージやPOPに書かれているメーカーの取り組みや「想い」に注目したいところです。
おわりに
今回はシャウエッセンの断髪式の話題から、お菓子でも実はエコな断髪式ならぬパッケージダイエットが進んでいる状況をご紹介しました。
メーカーのエコへの取り組みを応援すべく、「お菓子と、わたし」では今後もお菓子メーカーのエコ、サスティナブルな取り組みをご紹介できればと思っています!
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yu-ko
ゆるキャラ、コネタ、音楽(ライブ・フェス)、乗り物好き。鉄道・恐竜好きの4歳児の母。子供と楽しめる玩菓の紹介や、クスッと笑えるコネタ記事をお届けします。好きなお菓子は「うまい棒」「チップスター」。