2021.12.17
お菓子メーカーに聞いてみた!今注目のSDGsへの取り組みとは??~身近なお菓子も実はSDGsに貢献!?~
近年、「SDGs」という言葉をよく耳にしますが、具体的にどんな取り組みがSDGsに貢献するなのか、まだよくわからない人も多いかと思います。
アパレル、食品、施設・・・。実は、あらゆるところでSDGs活動が行われています。
今回はお菓子に着目し、「イトウ製菓」「おやつカンパニー」「ぼんち」「ロッテ」お菓子メーカーさん4社に既に取り組んでいる、または今後取り組みを考えている「SDGs」活動について、インタビューをしてみました!
それでは、実際にお話を伺ってみたいと思います!
※「お菓子と、わたし」を“わ”、「イトウ製菓」を“イ”、「おやつカンパニー」を“お”、「ぼんち」を“ぼ” 、「ロッテ」を“ロ”と表記。
インタビューをはじめる前にまずは、「SDGs」とはなにか見ていきましょう!
SDGsとは・・・?
出典:国際連合広報センター
SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。
SDGs総研より引用
SDGsとは何か、理解したところで、早速お菓子メーカーさん4社にインタビューをしていきましょう!
わ:それでは、本日はインタビューよろしくお願い致します!
早速ですが、みなさんはどういったSDGsへの取り組みを行っていますか??
イトウ製菓の箱商品は、100%FSC認証!
イ:当社で扱っている、箱タイプのビスケット・クッキー商品はすべてFSC認証を得たパッケージを
使用した商品となっています。
環境へ配慮した資材を使用しており、森林保全活動にも参画しています!
この取り組みは2018年から実施しています。
また、商品の中にトレーが入っている一部商品は、2016年頃から再利用した
エコトレーを使用し、ごみを減らすような取り組みを実施しています。
また、エコトレーの製造工場で働く障がい者の方の社会人としての自立支援もしています。
イトウ製菓の代表商品としては、
「チョコチップスクッキー」などのベーシックシリーズや、
「ラングリー」「ラングドシャ」「タルト」シリーズ、
「カルケット」「コンフェッティ」「プレッツェルサンド」「ダイジェスティブ」などの商品があります!
出典:イトウ製菓HP
※一部商品のみ掲載。(他にもFSC認証商品がございます)
わ:数々の商品がFSC認証やリサイクルなどの取り組みを行っているのですね!
他のメーカーさんでも同じFSC認証を獲得している商品がありそうですね!
ちなみにFSC認証とは・・・
FSC認証は環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林からの製品を目に 見える形で消費者に届け、それにより経済的利益を生産者に還元する仕組み。
FSC公式HPより引用
お:当社でもFSC認証の商品を扱っております。
代表商品としては、ベビースターラーメンおつまみスリムパックです。
こちらの商品はお店に納品される際の段ボール内箱に認証がついております。
(※商品パッケージにはついておりません)
出典:おやつカンパニーHP
また、健康志向が高まっていることからBODY STAR(ボディスター)という
健康系商品も取り扱っております。
出典:おやつカンパニーHP
※一部商品のみ掲載。
こちらの商品は、健康系スナックとしてアミノ酸や、タンパク質などの健康素材を入れており、
健康的な生活を送れるよう配慮した商品になります。
また、「ベビースターラーメンおつまみ糖質30%オフ」や「素材市場さばのスナック」「素材市場いわしのスナック」もヘルシー感覚なおやつとして取り揃えております。
こちらは「おやつのチカラ」という弊社独自のマークをつけて「普段のおやつをもっと美味しく、もっと健康的に楽しめたら」というコンセプトで活動を始めています。
ロ:当社では、代表的な商品として「グリーンガム」などの板ガムや「コアラのマーチ」があります。
出典:ロッテHP
※一部商品のみ掲載。
グリーンガムなどの板ガムは、ガムの包み紙に、
森林認証(FSC認証)紙を使用しています。
コアラのマーチに関しても、商品の箱に森林認証(FSC認証)紙を使用しており、
食べ終わったあとに折りたたんで、捨てやすいように変えていきました。
またケガしたコアラを助けるコアラ基金も行っております。
わ:ありがとうございます。様々な商品に実はFSC認証が使われているのですね!
他にはどのような取り組みを行っているのでしょうか?
お:当社では、他にも「アマビエベビースタードデカイラーメンえびしお味」を
アマビエプロジェクト商品として、2021年1月に発売しました。
売上の一部を2021年4月に日本財団を通じて、新型コロナ感染対策の支援
として医療機関に寄付致しました。
出典:おやつカンパニーHP
※現在取り扱っておりません。
「レッドカップキャンペーン」に参加
お:また、「ベビースターラーメンミニ」の商品は、2021年8月より
「レッドカップキャンペーン」に参画しており、売上の一部を国連WFPを通して、
途上国の子どもたちの給食費として寄付をしています。
出典:おやつカンパニーHP
その他にも、パッケージに環境にやさしいバイオマスプラスチックや
バイオマスインクを使用するなど、環境に配慮した商品づくりを進めています。
ロ:当社もWFPに協賛しており、その対象商品が「ガーナリップル」になります。
同じように途上国へ学校給食の支援をしてます。
出典:ロッテHP
国連WFPとは・・・?
国連WFPは紛争や自然災害などの緊急時に食料支援を届けるとともに、途上国の地域社会と協力して栄養状態の改善と強い社会づくりに取り組んでいる機関。
国連WFPHPより引用
メーカーさんが参画している支援は、こちら↓↓↓
国連WFPが給食を入れる容器として使っている赤いカップを目印に、レッドカップキャンペーンに賛同する企業からキャンペーンマークのついた商品が発売。 対象商品を購入すると、その売り上げの一部が企業から寄付。
わ:自分たちが商品を購入することで、途上国の子どもたちへ貢献できるということですね!
商品を手に取る際、また違った見方ができます!
ボトルガムは、プラスチック削減で薄くなっていた!
ロ:他にも2021年3月よりプラスチックの使用削減を目指し、
「キシリトールガム」のボトルタイプの容器の厚さを薄くする取り組みを行っています。
こちらは、プラスチック20%以上を削減しています。
これにより、年間で合計103.7トンのプラスチック使用量が削減できる見込みです。
出典:ロッテHP
※一部商品のみ掲載。
ぼ:当社でも、トレーをなくした商品を試験販売したり、割れせんべいなどを商品化し、
フードロス削減を図っております。
わ:プラスチックやフードロス削減も大事なSDGsに貢献する活動になってきますね!!
それでは、最後に今後のSDGsへの取り組みについて教えて下さい。
イ:今後は、既に取り組みを行っているFSC認証やリサイクルトレーの取り組みを
維持・拡大させるとともに、商品サイズの縮小等、様々な対策の検討・実行を考えております。
お:日本財団への寄付や、レッドカップキャンペーンへの参画は、
今後も時期や企画によって継続的に実施する方向でいます。
また、健康維持に貢献する新商品を開発、販売していき、
包材に関しても環境に配慮した素材の採用を順次実施していく方向で進めていきます。
ぼ:プラスチックトレーの排除や食品ロス削減につながるパウチ商品
の販売などを検討しています。
ロ:当社調べによるアンケート調査で「社会貢献をしているチョコレートを購入したいか」
と質問したところ約89%が「買いたい」と回答しておりました。
その結果を元にチョコレートでなにか施策ができないか検討中です。
わ:ありがとうございます。
各メーカーさん今後もSDGsに貢献した様々な取り組みを行われるみたいですね!
いつも手に取る商品が実はSDGsに関係している・・・。
そのような気付きを得たインタビューでした!
今回インタビューをお受けしてくださった4社のメーカーさん、
貴重なお話ありがとうございました。
みなさんもぜひ商品を購入する際、SDGsに注目して買ってみてくださいね!
【各メーカー公式HP】
イトウ製菓公式HP
おやつカンパニー公式HP
ぼんち公式HP
ロッテ公式HP
omochi
食べることが大好きな20代女子。みんなが気になるお菓子情報を発信していきます! 好きなお菓子は「カントリーマアム」です!