2021.05.12

栄養満点「ミロ」!その誕生背景と注目される栄養素


小さい頃、筆者が当時通っていた幼稚園では「ミロ」のサンプル品を何度も貰っていた記憶があるのですが・・・みなさんは「ミロ」をご存知ですか?

最近でいうと、SNSでの「ミロ活」が話題になり一時販売休止となる事態となりました。

ココアに見た目が似ていますがそもそも「ミロ」とは何なのでしょうか・・?

なぜそんなにも今話題になっているのでしょうか・・?

そこで今回はなぜ昔から販売されているミロが今再び注目され、長年にわたり変わらず愛されているのか、その秘密に迫りたいと思います!

目次

そもそも「ミロ」とは何?

ミロは麦芽エキスを主成分としている麦芽飲料です。

1934年オーストラリアで誕生し、日本では1973年に発売、現在では30ケ国以上で愛されています。

日本でも小さなお子さんを中心に人気ですが、世界中では東南アジアでの人気が高く、特にマレーシアではハラール(イスラム教で合法とされるもの)に認可され、世界一の消費国となっています。

1日に900万杯のミロが消費されるとされ、その消費量の違いに驚かされます。

見た目はココアに似ていますが(原材料にココアも含まれています)、大麦を発芽させた麦芽エキスやその他8つの栄養素を含んでいる点がココアとは異なる点です。

出典:デイリー新潮

ミロに含まれる栄養素

「ミロ」がオーストラリアで誕生した背景には世界恐慌の影響で、十分に食事をとることが出来ず低栄養に悩む子ども達に美味しく手軽に栄養を摂って欲しい、という願いからオーストラリアの科学者トーマス・メインにより開発されたと言われています。

「ミロ」が牛乳や水と混ぜるだけで誰でも簡単に作ることが出来るのも納得ですね。

では、実際にミロの栄養価はどれ程優れているのでしょうか?

パッケージにも大きく描かれているカルシウム、鉄、ビタミンDの3つに着目して簡単に紹介したいと思います。

まずはカルシウム。

骨や歯の形成に必要とされながらも、その摂取が中々難しいことから若年層からのカルシウム不足は昔から課題とされています。

ミロ1杯(ミロ15g+普通牛乳150ml)では1日に摂取するカルシウム目安の56%※1が含まれています。

1杯で1日の目安量の半分以上が簡単に摂れることになります。

続いて鉄分。

赤血球を作るのに必要な鉄分もまた現代の食生活では補いにくい栄養素の一つです。

その鉄分がミロ1杯で1日の目安の44%※1も摂取出来ます。

最後にビタミンD。

あまりその効果は知られていませんが、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける役割があります。

ミロではカルシウムも多く摂取出来る為、一石二鳥ですね。

1杯で目安量の40%※1が摂取出来ます。

※1:日本人の食事摂取基準(2020年版)推奨量(8~9歳男女平均)に占める割合

出典:ネスレ公式サイト

なぜ、今ミロが話題になったのか?

そんなにも栄養価が高いとされながらも、特に新商品でもない同商品がなぜ急に再注目されるようになったのか・・?

それは昨年8月の消費者によるSNSがきっかけだそうです。

内容はミロを1ヶ月飲み続けたところ目覚めが良くなり、その他体調状態も好調、という趣旨のものですがこの投稿に対するリツイートが約3万件され、注目を集めたそうです。

それによりスーパー等の店頭からは続々と品切れが起こり、その売り上げは前年比の約7倍にもなったそうです。

SNSでの反響から、「ミロ活」「ミロブーム」という言葉も生まれた程。

出典:キャリコネニュース

その飲みやすい甘さから「子どもの飲み物」という概念だったものの、前述したように手軽に高い栄養素を補うことが出来る為、鉄分不足による貧血に悩む女性にも再注目されるきっかけとなったそうです。

一時はネットでも高値で転売されていたそうですが、現在では店頭にも並ぶようになり購入は可能です。

又、ミロを練りこんだ小麦パフをミロとチョコレートで包んだミロのお菓子「ミロボール」も発売当初は期間限定での販売だったそうですが、現在再び販売しているそうです。

ミロの味がお菓子でも再現されているのか、食べ比べしてみるのも面白そうですね!

ミロ、いかがだったでしょうか。

筆者もこの記事作成にあたり、何十年振りかに購入し飲んでみたのですが、幼い頃に美味しいと感じていた味が大人になった今では甘すぎるように感じるのでは?と思っていたのですが、全くそのようなことはなくとても飲みやすかったです!

また、麦芽エキスから勝手に麦特有の風味等を懸念していたのですが、そのようなものも一切なく、本当に子どもから大人まで幅広く楽しむことが出来る飲み物だと再認識しました。

みなさんも手軽に栄養を補うことが出来る飲み物ミロ、是非一度試してみてください!

この記事を書いたライター

kae

4歳と2歳の子をもつ母さんです。寝かしつけ後の1人でのお菓子時間が毎日の癒しです♪子どもと自宅で簡単に作れるお菓子や、その他工作記事等をお届けしたいと思います。好きなお菓子は「ラミー」です!

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