2024.06.18

和菓子の日は6月16日!由来やイベントとあわせて6月のお菓子を紹介


目次

6月16日はなぜ「和菓子の日」?

和菓子

出典:PIXTA

6月16日は「和菓子の日」です。和菓子の日とは、明治時代までおこなわれていた「嘉祥(かじょう)の日」という厄除招福を祈願した行事を現代に復刻させたもの(※)。
毎年6月16日前後には、厄除けや健康を祈願したイベントが全国各地でおこなわれます。

嘉祥とは、848年(嘉祥元年)に仁明天皇が6月16日に16の数にちなんだ菓子を神前に供えて、健康招福を祈誓し、元号を「嘉祥」に改名したことから始まりました。

※”全国和菓子協会 公式HP"参照

全国各地でおこなわれる和菓子の日のイベント

和菓子を持つ女性

出典:PIXTA

和菓子の日がある6月には、全国各地でさまざまな和菓子のイベントが開催されます。
嘉祥にちなみんだ健康祈願のイベントや、和菓子の歴史を学べる和菓子作り体験など、いろんなものがあります。
和菓子への理解を深めるきっかけに参加してみるのもおすすめです。

手作り和菓子教室

全国和菓子協会が開催する「手作り和菓子教室」は、2024年6月8日に東京製菓学校にて開催されます(※応募はすでに締め切りました)。東京製菓学校の先生から和菓子作りの指導が受けられるほか、和菓子にまつわる話も聞けます。

全国和菓子協会のHPはこちら

山王嘉祥祭 -和菓子のまつり

東京都千代田区にある「日枝神社」では、2024年6月16日に『山王嘉祥祭り‐和菓子のまつり‐』が開催。伝統の和菓子を神前に献じ、万民の疫難退散と健康招福を祈ります。また、2024年6月7日~6月16日の間には、境内にて嘉祥祭菓子接待席が設けられ、東京和生菓子商工業協同組合の協賛による嘉祥菓子を誰でも自由に食べられます。

日枝神社 山王祭の公式HPはこちら

笑わず餅 献菓式

大阪で生まれた「笑わず餅」とは「夏を健康に乗り切れるように」という願いを込めて16種類の素材を使って作られた和菓子のこと。大阪府中央にある「難波神社」では、2024年6月1日に笑わず餅 献菓式がおこなわれました。

笑わず餅 公式HPはこちら

6月の和菓子『水無月』

水無月

出典:PIXTA

和菓子には、月ごとに種類があり、6月の和菓子は『水無月』。水無月とは、ういろうに小豆をのせて固めた三角形の形をした京都の和菓子です。古くから「夏越の祓(なごしのはらえ)」という行事で水無月が食べられていたことから、現在でも6月の和菓子とされています。

「夏越の祓(なごしのはらえ)」とは?

「夏越の祓」とは、1年の半分である6月30日に各地の神社でおこなわれます。鳥居の下や境内に設けられた茅(ちがや)で作られた大きな輪輪をくぐることで厄が落ち、身が清められるというもの。「水無月」に乗っている小豆には、魔除けの意味があります。

和菓子を楽しみながら健康祈願をしよう

わらび餅

出典:PIXTA

和菓子の日は、日本の歴史に深く関わりのある日です。普段は和菓子をあまり食さないという方も、ぜひ6月16日に和菓子を食べて、今年の残りの期間の息災を祈願してみてください。また、本記事で紹介したように各地で和菓子の日のイベントが開催されているので、気軽に参加してみるのもおすすめです。

この記事を書いたライター

マコ

お菓子の気になる情報を発信していきます!

ライターのプロフィールを見る