木村彩乃の罪悪感の少ないお菓子！vol.9カラダにうれしい“からいも飴”

こんにちは、スイーツアナウンサーの木村彩乃です。

皆さんは「からいも飴」ってご存じですか？
鹿児島では郷土食として300年以上もの歴史があるそうです。
実は私も最近知ったばかり…ですが原材料名を見てみると“罪悪感ナシ”だったので連載企画「木村彩乃の罪悪感の少ないお菓子！」vol.9では、老舗のいも飴についてお送ります♡ 

目次

• 1.「からいも飴」ってどんな飴？
• 2.「冨士屋製菓」ってどんな会社？
• 3.「あめ伝説から芋あめ」
• 4.「半生造りからいも飴」
• 5.さいごに…

1. 「からいも飴」って何？

辛い飴ではありません♪お芋のです♪

「からいも（唐芋）」とは、鹿児島弁で「サツマイモ」を意味し、「サツマイモを使った飴」のことです。諸説ありそうですが、江戸時代には農家で作られて「唐人飴」と呼ばれていたそうです。歴史あるお菓子なんですね。

製法は

①煮たさつま芋に麦芽を加える麦芽製法で、さつまいもから麦芽糖をつくります。
※麦芽製法とは、芋に含まれるデンプンを、麦芽（大麦の発芽部分）に含まれる酵素を利用して糖化すること。

②麦芽糖（糖化液）を直火釜で炊き上げます。
炊き上がりのタイミングは季節ごとに変化するため、熟練の技が必要！

③1000回以上も煉り込みます。
空気を入れながら白くなるまで煉ることで口どけのよい飴に！

お店の方のお話によると、
『麦芽糖は吸収が穏やかで、古来より整腸作用に優れていると言われてきました。また、鹿児島では、乳幼児が便を詰まらせた時にはさつまいもの麦芽糖をなめさせたり、便秘になりやすい妊婦もからいも飴を舐めたりしています。全国においては、滋養強壮や疲労回復にも役立つと言われています。』とのことです。最強じゃないですか！

2. 「冨士屋製菓」ってどんな会社？

鹿児島なのに富士？と思ったら、そもそもうかんむりの「富」でなくわかんむりの「冨」で、初代「小野藤吉」の名前から来ているそうです。

明治19年創業“いも飴一筋”100余年の変わらない原料・製法とのことです！職人技も求められる飴は、歴史・愛で成り立っているんですね。

3. 「あめ伝説から芋あめ」

ではいよいよ飴を見ていきましょう。

冨士屋製菓で人気no1の「あめ伝説　から芋あめ」です。
「五代目藤吉厳選」と書いてあります。

原材料は「さつまいも（鹿児島県産）、さつまいも澱粉、麦芽、麦炒り粉」と、とってもシンプルで罪悪感なしです！さつまいもは鹿児島県大隅半島で栽培されたさつまいも使用です。

チャック付きの袋を開けると38個入っていました。

口に含んだ瞬間、麦炒り粉がふわ～と広がります。

飴は、砂糖不使用ながらも、さつまいもからできているのでまろやかで自然な甘さです。あくまで甘みとして感じられ、さつまいも味ではありません♪しっかり甘いので物足りなさは感じないどころか、コクもあって美味しいです。

ガリっと噛んでみようと思ったら、ソフトキャンディーのような柔らかい食感でした。癖になります！

■商品詳細
商品名：あめ伝説から芋あめ
内容量：150g

4. 「半生造りからいも飴」

こちらは人気no2です！
「本当にうまいものは素材で気取っていない」の文字気になりますね～。

こちらはお砂糖が入っていますが、100gあたりのカロリーは先ほどが357kcal、こちらは363kcalと少し増えているだけです。

こちらもチャック付き。中は個包装で、18個入りです。

個包装紙の中の飴は、オブラートに包まれています。少し柔らかい為、飴が包装紙に付かないように使用しているそうです。

確かに先ほどより気持ち柔らかいです。一概には言えないですが、キャラメルとソフトキャンディの中間位でしょうか？

こちらの方が甘みも強いけれど、嫌み・雑味のない甘さで美味しいです。素朴で懐かしさも感じられホッと心が落ち着く味わいでした。

■商品詳細
商品名：半生造りからいも飴
内容量：60g

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5. さいごに…

今回は、冨士屋製菓の「からいも飴」2種をお届けしました。

筆者は職業柄飴は毎日食べるし、長時間お話する現場では1袋あっという間になくなってしまいます。が、これなら罪悪感少なく食べられるのでお仕事に集中できそうで、出会いに感謝です。

この季節は、冷房で喉を痛めてしまっている方も多いのではないでしょうか？是非いも飴で喉を潤してみて下さい♪♪

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